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公開日:2025.11.27

秋の褒章
都筑区から2人受章
「契機に更なる貢献を」

  • 賞状を持つ高橋さん

  • 妻・恵子さんと伝達式に参列した加藤さん

 今年秋の褒章の受章者が11月3日、内閣府から発表され、区内から開業助産師の高橋なぎささん(62)が黄綬褒章を、都筑消防団副団長の加藤之弘さん(64)が藍綬褒章を受章した。高橋さんは12日、加藤さんは19日の伝達式に参列した。

 褒章は、国家や公共のために功労のある人や、社会の各分野で優れた行いをした人などを国が表章する「栄典制度」。毎年春と秋に授与が行われている。

 今回、区内からは高橋なぎささんが業務精励で黄綬褒章を、加藤之弘さんが消防功績で藍綬褒章を受章した。

笑顔絶やさず

 高橋さんは、長年助産師として母子保健の推進に努める傍ら、県助産師会の副会長などを歴任。さらに、助産院「ママスハウス」では院長兼助産師として、育児支援など約4万件もの相談に対応。関わった母子は約9600組に上る。ママスハウスの利用者は「高橋さんに育児の相談をすると、必ず明るく親身に聞いてくれるので、落ち込んだ時などに助かっている」と信頼を寄せる。

 受章について高橋さんは「地域で活動する助産師として、評価を受けたことがうれしいし、誇らしい。これからも地域のママやパパ、子どもたちに貢献できるよう努めていきたい」と前を向いた。

地元に安心を

 加藤さんは、折本町出身・在住の「都筑っこ」。都筑消防団には26歳で入団。以来、38年にわたり、地域の防火・防災活動に尽力してきた。「当時は地元の住民は入団するのが当たり前だった」と加藤さん。現在は、同団の中で最長の経歴を誇り、現団長からの指名を受け、副団長を務めている。

 加藤さんは「40年近く団の活動を続けてきて、大変なことも多々経験してきた。今回、このような身に余る章をいただき、続けてきて良かったと思えた」と喜びを語り、「さらに貢献できるよう、これからも地域の安全・安心を守っていきたい」と話した。

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