都筑区 人物風土記
公開日:2026.03.12
陶芸作家で、文化芸術イベントのポスターやチラシのデザインを手掛ける
河合 きみこさん
茅ケ崎南在住 75歳
「誰かのために」が原動力
○…五大路子さんが都筑公会堂で演じた「横浜ローザ」をはじめ、都筑芸術文化祭や都筑民家園、センター南駅ピアノなどイベントのパンフレットやチラシ、ポスターなどを手掛ける。「頼まれるとついつい。誰かのために作って喜んでもらえるのが好き。裏方タイプなんですね」。と照れ臭そうに俯く。ろくろとパソコンが同居する部屋で、新しい作品が次々と生まれている。
○…広島・因島の出身。音楽の道に進んだ親族が多い中、「小さい頃から手先が器用だった」こともあり、美術や造形の分野に心魅かれた。大学も就職もデザイン関係に進んだ。結婚、子育てを経て、「何か始めたい」と思って取り組んだのが陶芸。今から40年ほど前のことだ。
○…藤が丘にあった教室に週1回通い、10年続けると、「師匠」から一番弟子のように頼りにされた。「作品ができるたび、がっかりしたり、ワクワクしたり」と陶芸の魅力を語る。大きな作品などを作る時は伊東にある師匠の登り窯で仲間らと一緒に焼成した。「三日三晩寝ずの番をして。目の前の海でも泳ぎましたね」と懐かし気に目を輝かせる。師匠が亡くなった今は、自宅でろくろを挽き、知り合いの窯で焼かせてもらう。「焼きあがった自分の作品はどんな色でも形でも好き」と我が子を慈しむように器を掌におさめた。
○…「何でもはまるタイプ」と自己分析。茶道も嗜み、東方天満宮の観梅会や民家園の茶室で茶を点て振舞う姿も。バンドではサックスを奏で、ステージにも立つ。陶芸作品はゴールデンウイーク期間中に開催されるセンター南春まつりでブースを借り、展示即売を行う。現在はまつりに向け新作の準備中。「実は他にも注文がきていて」と嬉しい悲鳴を上げた。
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