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都筑区 人物風土記

公開日:2026.04.16

県内、都内にある3つのビッグバンド道場の道場主を務める 伊波(いば) 秀進(ひでのぶ)さん 東山田在住 84歳

  • 伊波(いば) 秀進(ひでのぶ)さん (写真1)

心に息づく 音楽の輝き

 ○…「自分のやりたいように吹こうよ」。緑区長津田のほか、川崎市内、都内にある3つのビッグバンド道場の道場主として、メンバーたちの個性を尊重しながら指導に当たる。練習を重ねるうち、メンバーたちの腕が磨かれ「段々、人前で演奏できるようになってくる。めちゃくちゃうれしくて、それがやり甲斐ですね」。3つのビッグバンドは4月、「ラテン・ジャズ道場フェス」で緑区のみどりアートパークに集結。それぞれのカラーを音に乗せる。

 ○…浅草で生まれ育った。小さな頃からリーダー気質で「当時は丸い顔だったので、父親から『お盆に目鼻の悪代官』なんて呼ばれていたよ」と笑って懐古する。小5の時、教師が『こいのぼり』をジャズのノリでピアノで演奏。「すごく格好良くて、それが音楽への目覚めだった」

 ○…中学校の吹奏楽部ではチューバ、高校ではサックスを担当。高3でビッグバンドに加わると、その独特なビートやハーモニーに魅了され、大学時代も「ビッグバンドに狂いました」。大学4年の時には東京五輪が開催され、選手村での演奏を経験。「いろんな国の選手たちが演奏に合わせて踊ってくれて、すごく面白かったですね」。大学卒業後は、楽器販売などの仕事に就いたほか、渡米して現地のバンドなどの演奏を堪能。大きな刺激を受けた。

 ○…音楽の喜びと共に生きる日々。取材中、趣味を尋ねると、少し考え「…無趣味ですね」と笑う。ただ「箱根などの温泉に行くのは好き」と語ってくれた。いつか、3つの道場や自身のバンドのメンバーで「海外に演奏旅行に行きたい。ビッグバンドで国際交流ができるといいな」。ラテンやジャズの心地良いビートに、きょうも心が沸き躍る。

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