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公開日:2014.07.03

わかば学園に運営協議会
特別支援学校では市内初

  • 初の会合を開催=今村順一郎さん提供

 市立若葉台特別支援学校(通称・横浜わかば学園/工藤幹夫校長)にこのほど、地域住民や保護者も参加してより良い教育の実現に取り組む「学校運営協議会」が発足した。現在、同取り組みは市内110校で行われているが、特別支援学校としては初となる。

 地域住民や保護者が一定の権限を持ち、学校と協働で地域に開かれた特色ある学校づくりを推進する組織である学校運営協議会。学校運営の基本的方針の承認や教育委員会に教職員採用など人事に関する意見書を提出することが可能だ。

 同制度を市は2005年度から導入。14年6月現在で110校がこの取り組みを実施している。しかし、特別支援学校は通学する生徒の居住地が広範囲に及ぶことが多く、同制度の導入は進んでいない。全国的に見てもわずか10校、市内では横浜わかば学園が初となる。

 工藤校長は「昨年の移転前から若葉台地域の方々が学校に携わってくれていて(協議会発足は)自然な流れ。地域の方々には本当に感謝している」と話す。

福祉の街へ歩む一歩に

 横浜わかば学園の協議会はPTAや自治会、NPOなどの16人で構成され、若葉台連合自治会の山岸弘樹会長が協議会会長を務める。具体的な取り組みに関しては未定だが、14年度と15年度の2年間で研修などを行い、今後に向け基盤となるような組織づくりを行っていく予定だ。

 山岸会長は「福祉の街『若葉台』として地域一丸となって取り組んでいく。生徒や保護者、先生を我々も支えたい」と展望を語った。

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