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旭区版 掲載号:2015年7月16日号 エリアトップへ

四季美台在住林 拓海君 レスリング亜大会で銅 「諦めない気持ち」つなげ

スポーツ

掲載号:2015年7月16日号

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銅メダルと賞状を手に笑顔の林選手
銅メダルと賞状を手に笑顔の林選手

 区内四季美台在住の林拓海選手(釜利谷高校レスリング部3年)が、6月11日から14日にインド・ニューデリーで行われた「アジア・カデット選手権」に出場し、3位に入賞した。「絶対に諦めない」という気持ちで臨んだ準決勝では、残り1秒でポイントを勝ち取った。

各国2位選手が出場

 林選手は4月に横浜市で行われたレスリング大会「JOCジュニアオリンピック・カデット」で準優勝。アジア・カデット選手権の出場を決めた。

 同選手権は、アジア各国の予選大会で準優勝した16から17歳の選手が戦う(優勝者は世界大会出場)。林選手は、11選手が参加する男子グレコローマン54kg級に出場した。

「手ぶらでは帰れない」

 1回戦シードで迎えた2回戦の相手は、ウズベキスタンの選手。「相手選手のペースに完全に乗ってしまった」と振り返る試合の結果は、0対8の完敗。「試合を終えてようやく、大会のレベルと感覚をつかむことができた」と悔しさをにじませる。

 迎えた3位決定戦の相手は、韓国の選手。「手ぶらで帰国するわけにはいかない」――。そんな思いで林選手はマットに立った。中盤、相手に先制を許し追う展開に。逆転を狙うも、なかなかポイントが得られない。林選手は「絶対に諦めない」という一心で攻撃を繰り出した。なんとか相手を場外に押し出し同点にしたとき、制限時間は、残りわずか1秒だった。

 レスリングのルールでは試合終了時、同点だった場合は最後のポイントを取った選手が勝者となる。「心の底から嬉しかった」と満面の笑みで勝利の瞬間を振り返り話す。

夢の金メダルへ

 子どもの頃は喘息があり、長距離走を走りきれなかったという林選手。中学で柔道に出合い、高校で柔道の技を生かせるレスリングの楽しさを知った。今では「ダイナミックな技をかけるのが楽しい」と、思い切り体を動かせる喜びを実感する毎日だ。

 今後、国体予選やインターハイ、全国高校生グレコローマン選手権などの大きな試合が続く。「アジア選手権で学んだ『諦めない気持ち』を生かしたい」と林選手。強い思いを着実に技術へつなげるため、毎日の練習にも力が入る。

 林選手の自宅には現在、銀メダル、銅メダルがあるが、「金メダル」はまだ手にしていない。「怪我に十分注意して練習を重ねて、金メダルをつかみ取りたい」と前を見据えた。

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