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富士見丘学園ダンス部 少女の苦しみ ダンスに 県コンクールで準優勝

スポーツ

掲載号:2016年7月28日号

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衣装はイラクの子どもをイメージ
衣装はイラクの子どもをイメージ

 横浜富士見丘学園中等教育学校(中沢/澁谷一郎校長)のダンス部が、第25回神奈川県高等学校ダンスコンクールで準優勝した。湾岸戦争で被ばくしたイラクの少女の心や体の変化をダンスで表現した。

 県立青少年センター(西区)で6月に行われた県大会には67校が参加。部長の関根日菜子さん(高2)は「入賞したことはうれしい。でも準優勝なので、まだ上を目指したい」と気を引き締める。8月には神戸で全日本高校・大学ダンスフェスティバルへの出場も控えており、練習はさらに熱を帯びている。

湾岸戦争を学ぶ

 同部はイラクの実在した少女をテーマとした「ワタシを忘れないで―ヒバク少女『ラシャ・アッバース』―」という作品で出場。湾岸戦争後のイラクでは、白血病やがんで亡くなる子どもが激増していたという。ラシャもその一人で、白血病にかかり、14歳で亡くなった。科学的には証明されていないが、米軍が使用した劣化ウラン弾から放出された放射能による内部被ばくが原因とみられている。経済制裁により薬が手に入らず、亡くなった子どもはほかにも大勢いる。

 インターネットで少女の存在を知った部員らはラシャの心や体の苦しみをダンスで表現しようと題材に決めた。部員らは「病気や死をテーマにするので、軽い気持ちでは決してできない」とラシャを取り上げたドキュメンタリー映画を見たり、イラク支援団体の講演を聞いたりして理解を深めたという。作品はラシャが白血病にかかってから亡くなるまでを描いた。中には、イラクのダンスを取り入れている場面もある。

ラシャの思いを表現

 ラシャは亡くなる前に「私を忘れないで」というメモを残していたという。臼井まどかさん(高3)は「わたしたちは『薬が手に入らなくて苦しんでいる人たちがいたことを忘れないで』と解釈した。作品を通してラシャの思いを伝えたい」と話している。

 顧問の木村美絵子教諭は「創作ダンスを通して知らないことを学んで、自分たちがどう伝えるかを考えることが大事。子どもたちはとてもいい勉強をしている」と話した。

 同部は昨年、全日本で約90チームが参加する中、上位のチームに与えられる奨励賞に入賞。今年も上位入賞をめざす。

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