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公開日:2016.11.17

旭警察署
自転車盗に注意喚起
職質時にワイヤー錠配布

  • ワイヤー錠を持つ旭署の警察官

 旭警察署(長谷川元文署長)は11月末までの期間、旭区内全域で自転車利用者に職務質問を行った際、自転車盗難防止のワイヤー錠を配布している。ワイヤー錠は区内の警察関連の外郭5団体が寄贈した。

 神奈川県警察は11月を職務質問及び窃盗犯捜査強化期間と定めて、県下全域で警ら活動を強化している。今回のワイヤー錠配布は同取り組みの一環で、旭署独自の活動。通常のパトロール時などに職務質問を行った自転車利用者を対象に、約1300個を配布する予定だ。ワイヤー錠には振り込め詐欺に注意を促すチラシも添付されている。旭署は昨年、自転車盗難が多かった駐輪場などで管理人などと協力し、自転車盗難防止の注意喚起活動を実施。同取り組みに一定の効果があったことなども、今回のワイヤー錠配布につながった。寄贈したのは、旭地区警察官友の会(佐々木守雄会長)、旭防犯協会(林重克会長)、旭企業防犯連絡協議会(中野信幸会長)、旭交通安全協会(小磯守会長)、旭安全運転管理者会(佐々木守雄会長)の5団体。同団体などの寄贈で今回のような規模の啓発活動が行われるのは初めて。 

 旭署によると、区内の自転車盗は昨年の286件に対し、今年は11月8日現在で181件と減少傾向にある。しかし、ここ数カ月の数字に着目すると、昨年の9月から11月末までの被害件数が61件だったのに対して、今年は9月から11月8日現在の時点で60件の被害があり、昨年を上回るペースで自転車盗が発生している。旭署の佐々木生人地域担当次長は「自転車に取り付けられている普通の鍵1つだけだと、開けられてしまう可能性があります。ワイヤー錠をつけることで犯人が盗難をあきらめる可能性が高くなります」と説明。今回の取り組みは、盗難防止の呼びかけだけでなく、運転中のスマートフォンの操作や歩道の走行といった交通マナー違反への注意も目的。「物が盗まれないということは治安が良いということ。体感治安を上げ、交通安全のマナー向上にもつながればと思っています」と話した。

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