左近山小学校(長谷川利恵校長)6年1組の児童たちが、授業の中で左近山での町おこしについて考えている。児童たちは10月9日に同校を訪れた旭区役所職員へ、皆で考えたアイデアを発表。課題などを探り、実現へ向けてさらに議論を深めていく。
この取り組みは6月から始まった総合的な学習の一環。児童たちは旭区の人口を調べる中で、左近山で少子高齢化や人口減少が進んでいる状況に着目。そこで左近山の人口がこれ以上減らないようにするため、左近山での町おこしを授業のテーマに掲げた。
授業では実際に地域で町おこしに携わる人に話を聞いたり、話し合いなどを行うことで、自分たちができることを考えてきた。アイデアの実現を目指し、学校側から区役所へ呼び掛けたことで区役所区政推進課の職員が同クラスを訪問。児童たちはグループに分かれ、それぞれが考えた町おこしのアイデアを発表した。
町の特徴生かす
児童たちは左近山が自然豊かな所であることから「自然を生かしたものづくり」として、高齢者が使える杖作りなどを発表。さらに「特産物づくり」としてクッキー作り、「ゆるキャラの周知」、スタンプラリーや認知症予防のゲームなどを行う「空き家・空き店舗の活用」といったアイデアも披露され、区役所職員がそれぞれの考えに対してアドバイスや課題点などを伝えた。
クッキー作りを提案した酒井優弥君は「アイデアを褒めてもらえた部分もあったので、今日出たアドバイスや課題をもとに話し合っていきたい」とコメント。同クラス担任の相澤仁哉(まさや)教諭は「課題も見えて子どもたちも今後の見通しが立ったのでは」と手応えを語った。
今後同クラスではさらに話し合いなどが開かれ、アイデアの実現を目指して検討を進めていく。
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