理容業・美容業・クリーニング業などで顕著な功績のあった人を表彰する厚生労働大臣表彰式が10月25日、ホテルニューオータニ(東京都千代田区)で行われた。受賞者は全国から128人。神奈川県理容生活衛生同業組合理事の竹内渉さん(今宿南町在住)らが表彰を受けた。
生活衛生功労者厚生労働大臣表彰は、生活衛生関係に関する理容業・美容業・クリーニング業など10業種において、組織活動の推進、衛生措置の改善向上などで顕著な功績があった人を表彰するもの。令和初となる今年度の受賞者は全国で128人。横浜市からは竹内さんのほか2人が選ばれている。表彰式には、共に理容店を切り盛りしてきた妻の恵偉子さんと一緒に出席。長年の功績に対し、表彰状と記念の盾が贈られた。
理容一家に生まれる
竹内家は、116年前に南区真金町で祖父が開業した理容店を礎とする理容一家。父はもちろん、きょうだい5人のうち4人が理容師になっている。
竹内さんは理容の技術を学ぶため、横浜商業高校定時制商業科に通い、1967年に理容師免許を取得。実家などで修業を積み、77年に区内今宿南町で「タケウチ理容室」(現ヘアーサロン タケウチ)を独立開業した。また、神奈川県理容生活衛生同業組合 職業技術校指導員や同組合旭支部教育部長などを務め、2003年に同組合旭支部長に就任するなど組合の活動などにも尽力。12年からは、同組合旭・瀬谷支部長となり現在に至る。これらの活動に対し、横浜市優秀技能者表彰(1991年)、全国理容生活衛生同業組合連合会理事長表彰(2007年)、全国生活衛生同業組合中央会理事長表彰(16年)など多くの受賞歴がある。
今回の受賞に対し竹内さんは「最初は自分なんかがと思いましたが、誰でもいただけるものではないので嬉しかったです。支部員のご協力があってのことなので、皆様に感謝いたします」と話し、今後については「引き続き、後進の指導のほか、業界や地域の発展に尽くしていきたい」と語った。
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