「”社会を明るくする運動”作文コンテスト」でこのほど、旭北中学校3年の竹内唯さんが法務大臣賞を受賞した。全国から34万点以上の応募がある中で、全国1位にあたる最高評価を受けた。
犯罪や非行のない地域社会を築くために全国的に行われている”社会を明るくする運動”。同コンテストは作文を通してこの運動への理解を深めるため、家庭や学校など日常生活での体験をもとに犯罪や非行に関して考えたことや感じたことを文章にした作品を募っている。
小中学生が対象で、今回は全国から小学生約15万点、中学生約19万点の合わせて34万点以上の応募があった。その中から入賞作品が選出され、竹内さんの作品が中学生の部で最優秀賞にあたる法務大臣賞に選ばれた。
”人の輪”を大切に
もともと作文を書くことが好きだという竹内さんは、夏休みの自由課題として同コンテストに応募。小学校時代の体験と自分の意見を盛り込み、「私を見て」という題名で作文を書き上げた=全文を本紙で紹介。
受賞作では自身が孤独を感じて過ちを犯してしまった経験を告白。しかし、母親の言動に救われたことから、人の輪があることで孤独を感じる人が減り、犯罪や非行も減っていくという意見がまとめられている。竹内さんは「過去の辛いことを書くことには少しためらいもあったけど、体験と考えをつなげて人の心に訴えるような今までで一番の作文が書けたと思う」と作品を振り返る。
昨年12月25日には東京都内で表彰式が行われ、賞状とトロフィーが贈呈された。学校のホームルームで受賞の知らせを聞いたという竹内さんは「クラスの皆も喜んでくれてうれしかった。今後は小説などの物語も書いてみたい」と話した。
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