若葉台小学校(中島早苗校長)6年2組の児童らが作ったまちのPR動画が、先月末から若葉台団地内の情報発信拠点で放映されている。多くの人に若葉台の魅力を伝えたいという気持ちから考案され、児童らが考える魅力をテーマに分けて形にした。
動画制作は総合的な学習として、授業で実施されたもの。今年度初旬の授業で「高齢化が進む一方で要介護認定度が低い」といったまちの現状を学んだ同クラスでは、まちの良さをPRして多くの人に足を運んでもらいたいという思いから動画制作を企画。1年かけて制作を進めてきた。
児童が撮影、編集
制作はタブレット端末を使い、撮影や編集、字幕制作など全ての工程を児童らが担った。まずは団地を管理する若葉台まちづくりセンターなどの協力を得ながら作り方を学び、その後テーマを考案。若葉台で暮らす「子ども」を大きなテーマに、「地区センター」や「保育園」など、地区内で子どもと関わりのある場所にスポットをあてて7つの動画を制作した。
同クラス担任の青木一敏教諭は「限られた授業の中で撮影時間の確保や撮影先との調整は大変だった。それでも子どもたちは楽しそうに、積極的に取り組んでくれた」と制作過程を振り返る。
動画は先月に完成し、同センターの協力により、団地の入口部分にあたるバスロータリーに面する情報発信拠点「わかまちインフォメーション」で放映中。7つの動画の中から2週ごとに動画を入れ替え、バスを待つ人々などに向けて流されており、「自分たちが作った動画が流れて子どもたちもうれしそう」と青木教諭。現時点で放映の期限は設けられず、同センターの今村貴司参事役は「きれいにまとまった動画だった。若葉台の魅力を伝えるために、センターとしても協力できれば」と話している。
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