星槎高校=若葉台=を拠点に活動する創作和太鼓集団 打鼓音の次世代チーム「SEISA打鼓音」が、5月30日に開かれた全国7人制和太鼓選手権大会一般の部で優勝した。結成2カ月ながら息の合った演奏で魅了した。
SEISA打鼓音は、若手太鼓打ちを育成するため今年4月に結成された新チーム。打鼓音ジュニアなどから選抜された、中学3年生から社会人までの20人が所属している。全国7人制和太鼓選手権大会には、選ばれた7人のメンバー(野口⻁⾥さん、佐藤聖さん、杉浦拓真さん、坂本悠菜さん、近藤康介さん、柏崎叶多さん、野崎姫愛さん)で臨んだ。
同選手権には全国各地から60以上の強豪チームが参加。動画選考の予選を経て選出された上位8チームが本選へと駒を進めた。SEISA打鼓音はコロナ禍にある人々を元気づけたいと、東日本大震災の年に作った応援曲「弾打」を演奏して無病息災の祈りを込めた。勝敗を握る特別審査員と来場者の投票で、同チームは2位を2倍近い得票差で離し勝利した。
コロナ禍での練習模索
選手権のための練習は新型コロナの影響をもろに受けた。昇降口内で活動するため演奏時には毛布を掛けたり、動画配信も活用して自宅練習できるようにしたり練習方法を模索。指導には、世界一や3度にわたり日本一の座に輝いてきた打鼓音の先輩たちがあたった。
渡邊晃伸代表は「和太鼓は30人くらいで出演することが多いので、7人制はバランスが取りづらいがベストな演奏ができた。太鼓のバチが折れるほどの迫力だった」と話した。出演したメンバーは「息を合わせるためアイコンタクトや掛け声などに気を配った。本番は練習以上の成果が出せた」と喜びを語った。
同チームは今後も関東大会や東日本大会などに出場予定。日本一を目指して練習に励んでいく。
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