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公開日:2026.02.27
鎌倉市
2件を指定文化財に
所在地移転で解除も
鎌倉市教育委員会は2月13日、鎌倉市指定文化財について、新たに「絹本著色(けんぽんちゃくしょく) 授戒(じゅかい) 三聖図(さいしょうず)(伝廬舎那仏像(でんるしゃなぶつぞう))」と「鎌府勝景(けんぷしょうけい)」を指定したと発表した。また、所在地の移転から「紙本墨書(しほんぼくしょ) 中巖圓月墨跡(ちゅうがんえんげつぼくせき)」の指定を解除した。これにより、鎌倉市内の市指定文化財は332件となった。
新たに指定された「絹本著色 授戒 三聖図」は、宝戒寺所有の絵画で制作年代は南北朝から室町時代とされる。
中央の蓮華座に坐す如来形の尊格と、下方に二人の高僧、上部に雲や礼盤に載った宝珠を描いている。同委員会の資料によると、「釈迦の着衣には截金が用いられるなど丁寧な描きぶりが見受けられる」とし、「中世の鎌倉地域と中央の天台宗寺院との関係性について新知見が見いだされることが期待される絵画」と評している。
もう1件の「鎌府勝景」は、江戸時代に製作された歴史資料。鎌倉市が所有し、市中央図書館に所蔵されている。
江戸幕府作事奉行組下の海老原利啓が鎌倉の社寺や名所、近郊などを描いた写生図で、約13mの長さの巻子装で計26紙が貼り継がれたもの。鶴岡八幡宮再建のために鎌倉を訪れた海老原氏が仕事の合間に1年をかけて鎌倉を描き、侍身分の人物の作品という点でも貴重だという。同委員会の資料では「鳥瞰的な視点を持ちつつも写実的に描かれ、当時の風景を微細に書き留めている。風景の中に人物を描いており、風俗画としての資料価値もある」としている。
また、これまで指定されていた「紙本墨書 中巖圓月墨跡」については、昨年7月に文化庁から県教育委員会に所有者である公益財団法人常盤山文庫の所在地が鎌倉市内から東京都に変更になったと通知があり、要件を満たさなくなったことから、解除となった。
新たな市指定文化財について同委員会では、「市民の皆様に見ていただけるよう、今後の公開も検討している」と話す。市内では市指定文化財のほか、国宝13件、国指定重要文化財等176件、県指定重要文化財等64件とあわせ、585件の指定文化財がある。
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