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公開日:2022.09.08
子ども会議旭区交流会
いじめ防止策、各校で共有
コロナ禍で3年ぶり
児童・生徒が主体となり、いじめの未然防止に取り組む横浜市の事業「横浜子ども会議」。区内各市立小・中学校の活動を持ち寄る区交流会が8月30日、旭公会堂で行われた。コロナ禍で3年ぶりの実施となった。
横浜子ども会議は、2013年度に始まった事業。今年で10年目を迎えた。子どもたち自身が校内で良好な人間関係を築き、快適に過ごすにはどうすべきかを議論し、そこからいじめ防止を主体的に考えることを目的としている。
中学校ブロックで話し合い
今年度のテーマは「『だれにとっても』居心地のよい学校づくり」。市内各小・中学校でテーマに沿った活動を実施し、各中学校ブロックで児童・生徒が話し合いを実施。その後、各区で行われた区交流会ではその内容を持ち寄り、取り組みが共有された。
旭区交流会は8月30日に実施。会場となった旭公会堂内に3カ所の発表ブースをつくり、各中学校ブロックの児童・生徒が順番に発表側と見学側に分かれ進められた。発表の際は「スマイル活動」「あいさつ運動」「2学年がペアになる行事」「ほかほか言葉を増やす」「キラキラ言葉とチクチク言葉の大切さを再認識する」「授業内でのグループワーク」など、各校で取り組んでいる活動内容を掲示。発表役の児童・生徒が取り組み内容をわかりやすく説明していた。
発表を行った旭北中学校の鈴木唯斗さんは「普段、特に居心地を意識していなかったので、最初は難しかった。発表は緊張したけど、自信を持って行っている活動なので、取り組みの参考になれば」と話す。また、市教育委員会の担当者は「今年で10年目となる事業。コロナ禍で区交流会は2年できなかったが、各校でできる活動を継続してきました。みんなで一つのことを考えるのはとても大切なこと。これからもこの活動を継続していきたい」と話した。
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