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さがみはら中央区 社会

公開日:2026.03.05

千代田7丁目自治会
毎分60L給水の井戸設置
災害時の水確保に新風

  • 坂本会長がレバーを押すと勢いよく水が出た

    坂本会長がレバーを押すと勢いよく水が出た

 千代田7丁目自治会の集会所に2月2日、深さ52メートル、毎分60リットル揚水可能な井戸が完成した。相模原市の補助金を活用して設置された井戸の第1号で、21日には青空の下、完成式が執り行われた。

 地下水を巡っては、2024年1月に発生した能登半島地震での長期の断水被害以降、非常時の代替水源としての活用が全国的に模索されている。市は自治会からの要望を受け、25年度から井戸設置を補助するモデル事業を実施している。

 千代田7丁目自治会では、10年ほど前から防災資機材の備蓄を本格的に開始。その中で「水の確保」が難航していた。坂本洋三会長は「ペットボトルの水を4トン分購入して5年ごとに取り換えるとその度にお金と手間がかかる。タンクを設置するにしても使用量が少ないから水が入れ替わるのに3年かかるため現実的でなかった」と話す。

 井戸の設置には総額600万円かかったが、400万円は市の補助金を充当。残りの200万円は会員、周辺企業等からの協力金で補った。井戸は生活用水としての利用を基本とするが、煮沸すれば飲むことも可能。平常時にも水まきなどで活用しつつ、自治会で管理していくという。

 補助モデル事業を活用した井戸の設置は南区内の自治会でも1件進んでいる。市は26年度も補助モデル事業を継続する予定。担当者は「平常時の行事でも活用し、井戸の使い方を楽しく学んでもらいたい」とコメントしている。

市による設置も進む

 市は24年度に生活用水確保状況等調査を実施し、水源確保が必要な区域に「災害用井戸」の設置を進めている。

 調査では、市民や事業者が所有し災害時に地域住民に供用する「災害時協力井戸」と学校等のプールから、災害時に必要となる「3日間1人1日あたり12リットル」を充足できるか、まちづくり区域ごとに検証。4地区(小山、横山、星が丘、大野北)で必要量を満たせないことが分かり、25年度中に向陽小学校、横山小学校、星が丘小学校への井戸設置を完了させる予定。残る大野北地区にも26年度中に整備する見通し。

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