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公開日:2023.05.18

SDGs達成「諦めない」
長野富喜子さんがエコ講座

  • 自作のテキストなどを使い、さまざまな省エネ方法を紹介する長野さん(左から4人目)=写真提供

 環境カウンセラーの長野富喜子さん(中希望が丘)が5月11日、旭区役所で「楽しくお家でエコ!実践講座」を開催した。講座を通じ、長野さんが進める環境活動について話を聞いた。

 長野さんが環境問題に関心を持ったのは、水俣病やイタイイタイ病などの公害病が問題になった頃。以来、半世紀以上に渡り環境問題について関心を持ち、発信し続けている。具体的には環境カウンセラーの資格取得や「サステイナブルあさひ」の立ち上げ、神奈川県地球温暖化防止活動推進員の活動など。「まずはできることからやろうと思った」と話す。

国連事務総長にも手紙

 ノーベル平和賞受賞者で世界に「もったいない」を広めたワンガリ・マータイさんが講演で語った『諦めないで』の言葉が「身に染みている」と長野さんは語る。活動は個人でできる省エネ活動に留まらず、企業に対しプラスチックトレーの削減や自動販売機の設置抑制などの要望もしている。「国連のグテーレス事務総長にも手紙を書いた。SDGsの目標達成は絶望しているが、諦めていない」と力強く語った。

スーダン、シリア支援

 長野さんは5月20日(土)に自宅で、寄付された日用品や衣料品などを販売するバザーを開催する。これまでに2回開催し、売上の全てをウクライナ支援に寄付している。今回は大地震に見舞われたシリアか内戦が激化するスーダンへの支援を検討しているという。

 また区役所でのエコ実践講座は、隔月で開催の予定で次回は7月。

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