国土交通省はこのほど、花と緑の愛護に顕著な功績があった団体を、「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰すると発表した。全国88団体が受賞し、旭区からは中希望が丘富士見会(若狭偉男刀(ひろみつ)会長/以下、富士見会)が選ばれた。表彰式は6月3日(土)、福岡県で開催される。
富士見会は、地域活動の一環として「町内会を花いっぱいにしよう」と町内会だけでなく子ども会や老人会、地域ボランティアらと一緒に、住民に花を配り玄関前に置いてもらう「花いっぱい活動」や「緑の推進活動」に取り組むなど、まちぐるみでの緑化活動が評価された。これらの活動は、犬の散歩のついでに地域の掃除をする人も現れるなど自主的な美化活動にも繋がっているという。今回の受賞について富士見会の副会長で、老人会「青葉会」代表の中村勉さんは、「緑化推進を積極的に行ってきた会員らのおかげ」と喜んだ。
ユリでまちづくり
同会の活動の中で、特長的な活動が、町内会の中にある中希望が丘第一公園をユリの花でいっぱいの公園にする「ゆりの郷づくり」。同公園の愛護会代表の杉山貢さんを中心に公園の斜面を整備し、一昨年10月に12種類1200本ものユリの球根を植えた。球根の購入費は地域から募金を募り、花粉の少ない品種を植えるなど工夫を凝らした。青葉会やボランティア団体「富希(ふき)のとう」が中心となり、除草や水やりなどの世話を続けた。昨年5月には「せっかくゆりの郷を作ったので、広く見てもらおう」と、初めての取り組みとして「ゆり祭り」を開催。1000人以上が来場するなど、新たな地域の交流の場として街づくりに繋げている。
ゆり祭りは今年も6月10日(土)に同公園で開催。午前9時から12時30分の予定で、花や野菜の苗の販売のほか、飲食の売店やヨーヨー釣りなども出店する。雨天時は富士見会館で開催。問合せは中村さん【携帯電話】080・6738・2100。
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