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公開日:2023.07.06
横浜グランドスラム企業
旭区内から3社が受賞
4つの認証全て取得
横浜市は、SDGsの達成や地域貢献への取り組みなど4つの認定・認証制度を全て取得した企業を「横浜グランドスラム企業」として表彰した。第1回目の受賞は79社で、旭区からは株式会社泰山園(高橋卓代表取締役)、サン建設株式会社(田村好恵代表取締役)、興和工業株式会社(小堀段代表取締役)の3社が受賞した。
4つの認定・認証制度は「横浜型地域貢献企業」「よこはまグッドバランス企業」「横浜健康経営」「横浜市SDGs」の4つ。6月27日には市役所アトリウムで表彰式が行われ、山中竹春市長から表彰状が渡された。
基本は楽しく泰山園
(株)泰山園=上白根町1257の16=は、1887(明治20)年創業。区内有数の老舗企業だ。高橋社長は4つの認証について、「長い歴史の積み重ねの中では『当たり前』のものとして取り組んできたことばかり」と特別なことではないと語る。だが、認証により活動が可視化されることで「業界のイメージアップや若い社員のモチベーションになるのでありがたい」と感謝。「今後の優秀な人材を獲得するためのブランディングになれば」と期待を込めた。
地域貢献やSDGs達成のための活動の中には、「生き物を扱う仕事」ならではの取り組みもある。例えば植栽などで余った植木や植物は無駄に廃棄せず、適切な管理で次の現場に活かす。また「感受性が豊かになることで、庭造りなどの仕事に活かされる」と社員の休日取得などにも気を配っている。
ありのままを大切にサン建設
サン建設(株)=上川井町194の1=は、1981年創業。舗装・土木工事事業をメインに道路の整備工事などを行う。頭山俊男取締役は「地域貢献でもSDGsでも特別なことをするよりも、ありのまま、自分たちがやっていることを理解して続けることが大事だと思う」と語る。
同社の取り組みの中でも印象的なのが、残業・土曜出勤がほとんどないこと。「だって働くの好きじゃないから」と笑いながら話す頭山さん。「社員にもプライベートを充実させてほしいと」残業も土曜出勤も多いイメージが強い建設業界だが、以前から働きやすさを重視。代表が女性であることなども踏まえ、グッドバランス企業として評価されている。また、地元の学校からの依頼で職業体験の授業を実施。「今後も人との縁を大切に地域貢献できれば」と語る。
ムリ・ムダなくして興和工業
興和工業(株)=中沢3の55の17=は、1976年に小堀段社長の父・創さんが同地に創業。水道・空調関連工事を中心に、市民生活に欠かせないライフラインの安心・安全・発展を半世紀近くに渡り支えている。
地域貢献活動やSDGsに関する取り組みについて小堀社長は「この街に育ててもらったので当然のこと。特別なことはしていない」と事も無げに語る。
また働き方の見直しとして、通常の休日の他、会社で指定日を決め、有休取得者には手当てを出すなど安心して休みが取れる仕組みも導入している。今後は、災害時に地域で活用できるように社屋に太陽光発電や蓄電池を設置。また雨水の再利用などの整備を予定している。今回の表彰について小堀社長は「入職者の少ない業界なので、リクルートのプラスにつながれば」と期待を寄せた。
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