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公開日:2023.11.16

サンキャット横浜
目指すは共生と理解増進
11/25に保護猫譲渡会

  • 9月に行われた1回目の譲渡会には100人程が参加した

  • 旭区では減少傾向にある

 飼い主のいない猫を増やさないための活動などを目的に、4月に発足した「sun*cat Yokohama(サンキャット横浜)」が11月25日(土)、2回目となる保護猫譲渡会を旭公会堂で開催する。地域猫との共生や理解の増進を目指す同会の活動を取材した。

野良猫を地域猫に

 横浜市では、「飼い主のいない猫=地域猫」を増やさないため、地域猫活動支援事業を実施。動物ボランティアを募っている。旭区では20人が登録している。

 サンキャットは、星野由宇子さんら動物ボランティア有志4人が「個人よりも団体で活動する方が、捕獲や保護の可能性が高まる」と考え、今年4月に立ち上げた。

 動物ボランティアに求められるのは、区からの依頼で地域猫を捕獲し、不妊去勢手術を行い、元いた場所へ帰す「TNR活動」に対する協力。また仔猫で親猫がいない場合や虐待の形跡があるなど、必要な場合は、保護することも。サンキャットの創設で、「同じ思いの人との横の繋がりが広がり、活動しやすくなった」と星野さんは効果を認める。サンキャットでは今年だけで50匹近い猫に「TNR」を行っている。保護猫の譲渡に関しても「個人レベルではトラブルの懸念もあり、ボランティアにとっても過酷。団体を創設したことで区の協力も得られ、参加者の安心感にもつながっているのでは」と語る。

 今後は「適正な餌やり」「糞尿対策」などトラブルを未然に防ぎ、いかに地域猫との共生について理解を深めてもらうかが課題となる。星野さんは「自分たちが活動をしなくて良くなるのが最終目標」と語る。

 サンキャットでは、9月に保護猫の譲渡会を実施。約100人が来場し、20匹の子猫はほぼすべて行先が決まった。25日に開催される譲渡会には15匹が参加予定。今回は成猫も含まれる予定。会場は旭公会堂の1号2号会議室で、午後1時から4時。なお譲渡には条件あり。当日の連れ帰りは不可。

 

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