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旭区・瀬谷区 社会

公開日:2024.02.15

能登半島地震
続く救援活動
4次で今宿、5次に若葉台が派遣

  • 消防局提供

    消防局提供

  • (左から)袖長さん、河津さん、中川さん

    (左から)袖長さん、河津さん、中川さん

  • 消防局提供

    消防局提供

  • 仁瓶さん

    仁瓶さん

  • 辻本さん

    辻本さん

 能登半島地震の救援隊として神奈川県大隊の出動が続いている。第4次派遣隊には今宿消防出張所が消火小隊として、第5次派遣隊には若葉台出張所が救急小隊として現地へ派遣されている。それぞれの隊員に話を聞いた。

 第4次隊で現地に向かったのは袖長要爾隊長(31・相模原市在住)、河津隆輝機関員(58・綾瀬市在住)、中川健機関員(54・泉区在住)、柴田大樹隊員(28・戸塚区在住)。同所から5人派遣の予定だったが、出動前に一人体調を崩し、南本宿消防出張所から武田直己消防士長(33・戸塚区在住)が助っ人として合流した。

 1月18日に横浜を出発。課せられた任務は、輪島市の中でも海に近い名舟町で、行方不明者の捜索。現場は地震発生後に火災が発生し、住んでいた4人のうち1人は脱出、2人が遺体で発見されたが、余震による土砂で建物が流され、1人が行方不明になっていた。自衛隊と警察が入り、土砂の搬出を行った後の捜索で、横浜の消防隊としては同隊が初めて現場に入った。

 21日は大雨警報が発令され、2次災害の危険もあったことから、消防車両を使ってのパトロールのみの活動に。道路の通行可否の確認や防火水槽の状況など後続部隊のための情報収集に時間を割いた。

 山中の道路は、片側車線のみ通行可能の場所も多く、広い道につながる細い道は、土砂や倒木で行き止まりの危険がある。袖長さんは「新しい道を開拓するのは別の仕事」と割り切り、慎重に運転を指示したという。

 4次隊をもって消火小隊の派遣は終了したことから、現地で使用するため、1次の市沢隊が現地に置いていった消防車で22日の深夜、帰浜した。

 帰路は、以前市沢隊所属で同車両の運転に慣れていた河津さんが中心となって運転。先に車両を市沢所へ返し、隊員らは、本所の車で帰宅の途に着いた。

 1月21日から26日の日程で派遣された第5次隊には、若葉台消防出張所から救急小隊として、仁瓶哲夫隊員(48・茅ヶ崎市在住)、辻本皓士朗隊員(32・都筑区在住)、池田祥之介隊員(25・若葉台在住)の3人が現地へ向かった。

 救急小隊の任務は、被災している現地の消防組合の救急業務を担うこと。避難所となっている輪島市の東陽中学校に消防分所の機能が移転しており、そこでの活動となった。

 若葉台隊が到着した時点で、現地は2次避難も進んでおり、幸いにも期間中に救急出場はなく、待機の状況が続いたという。辻本さんは「出場して、地元に貢献したい気持ちもあったが、救急案件はない方が良いので」と納得していた。それでも同分所の隊員らは、震災後連日の勤務で思うように休暇も取れていない状況が続いており、仁瓶さんは「自分たちが入ることで休みが取れたのならば、拠点に入った意味はあったのでは」と語った。

 実際に目にした被災現場は、通常走行ができない道路も多く、無いはずの浜辺が発生していたり橋が数mも隆起している場所もあったという。

 1月23日の夜には警報級の大雪に見舞われた。宿営地は被災現場よりも山の中に位置するため、1時間おきにテントの雪を取り除く状況だったという。「活動に注力できたのは後方支援隊のおかげ」と辻本さんは仲間の助力に感謝した。

 被災現場に出場し2人は、「被害状況の把握が早ければ、そこへ人員を割くことができるので、普段からの横のつながりが重要」と語った

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