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旭区・瀬谷区 トップニュース教育

公開日:2024.03.07

笹野台小6年生
地域活性化へ 街とタッグ
児童主体で取り組み

  • 「ま〜き笹商」を手にする1組の児童ら

  • スタンプラリー対象店舗で台紙が入手可能

  • かるたでは写真も使い魅力を紹介

 笹野台小学校6年生の3クラスが、地域活性化に向けた取組を進めている。児童らは昨夏、地元の自治会や笹野台商店街の人たちとの交流の中で「笹野台を盛り上げてほしい」という提案を受け、クラスごとに商店街の店舗とのコラボ商品開発などを行ってきた。

コラボで和菓子販売

 6年1組は、商店街の店とコラボ商品を作って盛り上げたいという話が持ち上がり、和菓子店の「伊勢屋」に提案。苺入りのどら焼きを、児童たちの考案で製作した。

 商品名は「ま〜き笹商」とした。「笹野台小と商店街を結び、巻き込みたい」という思いが込められている。どら焼きの皮には、小学校のキャラクターである「笹パンダ」の焼き印も取り入れた。

 1組の江藤走馬(らんま)さんは「地域と関わる中で、盛り上がりが少ないことに危機感を持ち今回の活動に至った。どら焼きは、お年寄りと交流する中で知った優しさを甘味で表現したいと思い工夫した」と振り返った。

 伊勢屋の泉澤敦代表は「毎日のように児童が店に来てメニューを提案してくれ熱意が伝わってきたし、その思いに応えられるように商品を製作した。一緒に商店街を盛り上げたい」と語った。

 「ま〜き笹商」は、伊勢屋で3月31日(日)までの土日曜に販売。値段は250円(税込み)。

スタンプラリー作成

 2組は、商店街全体に関わる企画を行いたいと、商店街の店をめぐるスタンプラリーと店を紹介するパンフレットを作成。12月頃から児童たちが放課後などの時間に商店街の店に足を運び、おすすめのメニューやこだわりを取材。パンフレットには9店舗の情報が掲載されている。

 同クラスの児童らは「店の魅力が伝わるように工夫した」「色々な年齢の人が楽しめるような企画を意識した」「今までは商店街を意識して生活していなかったが、これを機に地域に目を向けて過ごしていきたい」と話した。

 スタンプラリーには7店舗が参加し、3月11日(月)から15日(金)まで実施。5つ以上集めると子ども用おもちゃなどの景品と交換できる。交換会は16日(土)、17日(日)の午後2時から3時まで、関青果店横のスペースで行う。当日は児童も参加する。

かるたでスポット紹介

 3組は、楽しく地域の良いところを発信したいと考え、遊びにも使えるかるたを作成。

 かるたでは、商店街の店や公園、地域の絶景スポットを紹介。店でのインタビューなどを通じ、魅力を文章に詰め込んだ。

 卒業前には地域の人を招いた交流会があり、かるたを用いたレクリエーションを予定している。

 同クラスの古田周さんは「これで活動が終わってしまうと、地域の盛り上がりも続かなくなってしまう。これからも、地域との交流を持って、活性化に携わりたい」と先を見据えた。

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