油絵を手がける座間惠子さん=瀬谷区阿久和西、77歳=の初の個展が4月15日から21日まで瀬谷区民文化センターあじさいプラザで開催。30回以上訪問したバリ島、仏像、戦争を生き抜く難民の子どもなどを描いた作品およそ100点が並び、約830人が来場するなど賑わいを見せた。
町内の文化活動の一環で油絵を習ったことから、50代から本格的な創作を始めたという座間さん。現在は大和市の教室「アトリエヴィーナス」に通いながら腕を磨き、公募展などに出品する。
描くのは主に人物画。「空気感やプルメリアの香りが大好き」なバリ島に始まり、眼もとに惹かれたという仏像の油絵などを手がけてきた。また、アフガニスタン紛争をきっかけに、難民の子どもたちも描くように。ただ、「悲壮なものにはしたくなくて」と語り、「希望」を感じる作品を生み出してきた。
創作では、頭の中のアイデアを膨らませて筆を走らせる。「その場、その場で好きなように描いているの」。こだわりは強く、時に講師のアドバイスを逸脱することも。「でも、先生も完成作品を見て『それも良いわね』と言ってくれるのよ」と嬉しそうに話す。
さらなる創作に意欲
「最初で最後」と企画したという個展。50号から100号までの大型作品がギャラリーにずらりと並んだ。来場した親子は、「どれも色遣いがきれい」「色々な表情の絵が気になりました」と楽しんだ様子。座間さんの友人という水野由美子さんは「こんなに大きいとは。バリ島の絵も独特ですね」と驚いていた。
「皆さんの反応が良くて。ありがたいです」と座間さん。今後も創作を続ける意向で、「80号サイズを2枚合わせたものを構想しているの」とアイデアを膨らませる。
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