神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区・瀬谷区版 公開:2025年5月8日 エリアトップへ

横浜市 エレベーター設置進む 1校1基以上目指す

社会

公開:2025年5月8日

  • X
  • LINE
  • hatena
西谷中のエレベーター
西谷中のエレベーター

 横浜市は今年度、市立学校33校にエレベーターを新規に設置する予定だ。これは2020年のバリアフリー法改正を受け、市が整備を加速させているもので、担当者は「1校1基以上の設置を目標に、優先度が高い学校から順次進めていく」とした。

 バリアフリー法改正は、車いすなどを利用する要配慮児童生徒が安心して学校生活を送れる環境整備を目的としており、公立小中学校などに対してエレベーター設置を含むバリアフリー基準への適合を努力義務としている。国は、エレベーター設置改修事業への補助率を3分の1から2分の1に引き上げた。

 これを受け市はエレベーターの新規設置数を大幅に増やしており、これまで年間10校程度だったものが23年度には24校、24年度には30校となった。市教育委員会の担当者によると、24年度末時点で小学校336校のうち約47%にあたる157校、中学校144校のうち115校(約80%)への設置が完了しているという。全国20の政令指定都市における設置状況の平均は35・6%(24年9月時点)で、市の設置率はこれを上回っている。

中学校を優先

 市は現在、中学校へのエレベーター設置を優先的に進めている。その理由の1つとして、小学校との連携により要配慮児童生徒の在籍状況を把握しやすい点が挙げられる。また、小学生と比較して体格の大きい中学生の場合、教員が車いすを持って階段を昇り降りする際の負担が大きいことも考慮されている。市は今年度の整備が完了すれば、中学校においては全校設置になるという。

 西谷中学校(保土ケ谷区)の仁平浩史校長は「車いす利用の生徒は一部の教室に移動する際に教員の補助を受けるが、それ以外スムーズに校内を移動できている。教職員の軽減負担にもつながっている」と述べる。また、市の担当者は「エレベーターを1基設置するのに1億円以上必要で、設計や工事にも時間を要する。小中学校は災害時に避難所としても活用されることもありバリアフリー化は不可欠。全ての児童生徒が安心して学校生活を送れるよう、計画的に整備を進めていく」と話す。

三ツ境駅・南口前に新店舗OPEN!

0120-046-701 横浜市瀬谷区三ツ境8-1 バンダリーA棟1F

https://www.y-bandai.co.jp/

<PR>

旭区・瀬谷区版のトップニュース最新6

「原爆の絵」を展示

瀬谷区の女性団体

「原爆の絵」を展示

広島の高校生が制作

6月19日

改定に子どもの意見

いじめ防止基本方針

改定に子どもの意見

小中生から3400件超

6月19日

全国初、短時間預かり始動

横浜市

全国初、短時間預かり始動

子育て支援でモデル事業

6月12日

複合交通で来場者輸送

グリーンエクスポ

複合交通で来場者輸送

実施計画の初版まとまる

6月12日

県ユースで初の栄冠

瀬谷区のサッカークラブ

県ユースで初の栄冠

1年前の“忘れ物”奪取

6月5日

旭交安協が関東表彰

旭交安協が関東表彰

酒巻さんも功労者に

6月5日

小学生と関わる仕事をしてみませんか?

小学校内及び民間施設等の職場で、放課後の子どもたちの学習支援や遊びを行います。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/hokago/houkago-jinzai.html

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

旭区・瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年6月21日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Facebook