一般財団法人 旭交通安全協会(小磯守会長)と同協会の酒巻和雄さんが5月16日、関東管区警察局長と関東交通安全協会連合会会長の連名表彰を初めて受けた。事故防止などに長年尽力してきた点などが評価された。
子どもの安全に貢献
同連合会によるこの表彰は関東10県と東京都の協会・個人を称えるもの。2025年度は29協会、功労者206人、優良職員49人が対象で、埼玉県で式典が行われた。
春や秋の交通安全運動キャンペーンなどを通じて、事故防止を啓発している同協会。高齢者向け教室や、地域の祭りの交通整理なども行う。
特に注力しているのが、旭警察署の指導のもと区内25の小学校で開いている「はまっ子交通安全教室」。校庭に横断歩道や交差点を線引きし、実際の道路に近い環境を再現しながら、子どもたちに一時停止や左右の安全確認を身に付けてもらう取り組みだ。ダミー人形を用いた巻き込みや衝突の実験を通じて、事故の怖さも伝えている。
以前は12月頃まで開催していたが、新入生が少しでも早く安全に通学できるようにと、現在は4月から7月にかけて集中的に行う。小磯会長は「学校との事前打ち合わせも含めて、連日予定が入っています」と充実した表情で話す。
21年10月には、25年3月の免許更新手数料のキャッシュレス化を見据えて、組織を法人化。これまで行っていた収入証紙の販売や対面での加入促進ができなくなることから、会員制度も見直した。役員らによる事業所や自治会・町内会、個人などへの地道な訪問活動が功を奏し、現在の特別会員と協力会員は300を超えている。
受賞について小磯会長は、「私たちの取り組みを認めていただき、うれしい。キャッシュレス化に伴う財政難を、皆さんの協力で乗り越えることができた証し」と喜ぶ。また、「旭区内の事故が1件でも少なくなるよう、これからも活動していきます」と力強く意気込みを話した。
法人化に尽力
交通指導員として11年、理事として3年半活動している酒巻さんは、同協会で4人目となる功労者に選出。これまでは主に、はまっ子交通安全教室や二輪車教室の開催、子ども自転車県大会の出場校の指導などに携わってきた。また、同協会の法人化にあたっても、現副会長で事務長の大野功さんとともに定款づくりなどに尽力した。
式典では神奈川県の功労者代表として表彰状を受け取った酒巻さん。また、妻の美知子さんにも感謝状が贈られた。受賞を受けて酒巻さんは「これまでの取り組みを今後もしっかり継続していきたい」と話した。
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