瀬谷区を拠点とする「瀬谷インターナショナルフットボール」(SIF/土肥(どひ)賢太代表)が、「第40回 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 神奈川県大会」(4月12日〜5月18日)に出場し、創立11年で初の優勝に輝いた。決勝戦は「忘れ物を取りに行け」をスローガンとして、準優勝だった昨年の先輩たちのユニフォームで臨み、勝利を手繰り寄せた。
全員でハードワーク
SIFは2014年に発足。現在は幼稚園児から中学3年生まで、約500人が所属している。神奈川県U―15リーグでは2部で戦う。
土肥代表によると、今シーズンのチームは全員が粘り強くハードワークできる点が強み。試合の最後まで集中力とプレーの強度を落とさないよう、技術や体力、メンタルに磨きをかけている。
今年1月の新体制スタート時には、選手たち自ら「日本一」を目標に掲げた。「県で優勝していないチームが全国優勝を目指す。そのためには、できることを全てやる覚悟が必要」と土肥代表。選手たちはチームでの練習に加えて、体重や就寝・起床時間の管理などを行い、ベストコンディションで試合に臨めるよう徹底した。
先輩のユニ着用
同大会は県サッカー協会などが主催し、県クラブジュニアユースサッカー選手権も兼ねる。約100チームがトーナメント戦で争った。
県U―151部リーグのチームを3度破り、勝ち進んだSIF。横須賀シーガルズFCとの決勝戦に向けては、1年前に同じ舞台で惜敗した先輩たちの"悔しさ"とともに戦おうと、ユニフォームを貸してもらえるようOBに打診。2日ほどで20枚以上が集まった。
1500人以上の観客が詰めかけた決勝戦は、序盤から試合が動いた。開始1分、フリーキックのチャンスからDF・阿部楓キャプテンがヘディングで先制。前半中盤に1点を奪われて追いつかれるも、後半から途中出場したFW・苅部海斗選手がコーナーキックからゴールネットを揺らし、勝ち越しに成功。2対1で勝利し、悲願の初優勝をつかんだ。
DFの山内都聖(とあ)選手(3年)は、自身と同じFC南瀬谷出身の先輩のユニフォームで出場。「一緒にプレーしていたので、いつも以上に気持ちが盛り上がりました。優勝できてうれしいです」と喜ぶ。また、「チームみんなが仲良くて、結束力が強いからこそ優勝できました」と大会を振り返る。
日本一見据える
SIFは6月7日から開かれる関東大会に出場する。3回勝てば、全国が決まる。「県で立ち止まらず、全国でトップになるために必要なことを続けたい」と土肥代表。山内選手は「これまで以上に良い準備をして、高みを目指していきます」と日本一を見据えた。
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