開催まで2年を切ったGREEN×EXPO 2027について、(公社)2027年国際園芸博覧会協会がこのほど、来場者の輸送実施計画(初版)をとりまとめた。周辺4駅からのシャトルバスをはじめとする公共交通機関、団体バス、自家用車などを組み合わせた複合的な計画となっており、総来場者数1200万人に対応できる体制づくりを目指す。
4駅からシャトルバス
グリーンエクスポは27年3月19日から9月26日まで、192日間にわたり旧上瀬谷通信施設で開催。目標の有料来場者は約1000万人で、繁忙期(GWや9月の土曜・休日など19日間)は1日10万人超が訪れると想定されている。
団体バス、自家用車、自転車・徒歩といった交通手段別の分担想定で最も大きな割合を占めているのが公共交通機関。なかでも核となるのが相鉄線瀬谷駅と三ツ境駅、東急田園都市線の南町田グランベリーパーク駅、横浜線の十日市場駅の4駅からのシャトルバスだ。
1時間あたりの運行本数の想定は、瀬谷駅(北口バスターミナル内に3乗降場)が約20〜40本、三ツ境駅(楽老南公園前の道路上に2〜3乗降場)が約10〜40本。グランベリーパーク駅と十日市場駅はいずれも4乗降場、1時間あたり約20〜60本となっている。
自家用車の受け入れについては、東名高速道路の横浜町田ICや保土ヶ谷バイパスの上川井IC方面の北側駐車場に約4900台(障害者などの区画約130台含む)、西側駐車場に約600台を確保する計画。周辺混雑を緩和するために完全予約制を導入し、入場待ちの渋滞が生じないようゲートを引き込んだ位置に設置する。
自家用車での来場が多く見込まれる日については、「パークアンドライド」の導入も検討。会場と10〜15Kmほど離れた駐車場からシャトルバスを運行する。
生活道路への流入対策
地域住民への配慮や安全確保などから、会場を訪れる自家用車が生活道路に入り込むことを防ぐ対策も講じる。会場周辺を「重点対策エリア」と「対策エリア」に分け、安全対策や推奨ルートの周知・利用徹底、案内サインの設置、誘導員の配置など効果的な対策を検討するという。
年内に更新版
輸送実施計画については25年内を目途に、更新版を策定する方針。同協会の交通対策室交通対策課の職員は、「関係各所と調整を図りながら計画の深度化を進めていきたい」と今後の展望を話している。
旧上瀬谷通信施設の南側にある県営細谷戸ハイツに暮らす男性は、「交通問題を心配している人が多い」とコメント。来場者の車が住宅街の細い道に入ってきたり、入場の待機車で渋滞が発生することを懸念しているとして、「これから、より具体的な計画を詰めてほしい」と話していた。
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