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公開日:2025.07.31
瀬谷・三ツ境U-18模擬選挙
1票投じ、政治身近に
参院選に合わせ初の試み
参議院選挙に合わせて、18歳以下の人が参加できる模擬投票「瀬谷・三ツ境U─18選挙」が7月19日、三ツ境駅前商店会のビルで行われた。教諭と商店主で組織される実行委員会の主催。国民が政治に参加できる選挙を子どもたちに体験してもらうことで、地域の「民主主義の質」を高めようという試みだ。
「選挙権年齢が引き下げられてから10年。当時は18歳の投票がブームでしたが、今は下火になっていると思います」と話すのは実行委員長で高校教諭の黒崎洋介さん。18歳になってから政治や民主主義について考えるのではなく、小さい頃から身近に感じてもらおうと今回の取り組みを企画したという。
副委員長の川口健太さんは商店会でそば屋を営む。黒崎さんから協力を打診され、街に若者を呼び込めればと連携することになった。また、横浜瀬谷高校の生徒有志も会場の設営・運営などで協力している。
高校生や未就学児が参加
模擬投票は19日の午後1時から3時まで行われた。本物の投票所さながらに、参院選立候補者の氏名表や公報を見ながら用紙に記入し、投票。参加者には証明書が配布され、地域の飲食店やカフェで割引サービスなどを受けられる仕組みだ。
5歳の子どもを連れて来場した夫婦は、「街で選挙ポスターを見て、『これ何?』って聞かれたんです。こんな機会があれば行ってみたくて」と参加理由を説明する。高校生の北堀登夢(とむ)さん(3年)と井上優芽(ゆめ)さん(2年)は「3年だと投票権を持っている人と持ってない人がいる。(模擬投票は)みんなで参加できる点が良い」「素敵な取り組み。良い経験になりました」とそれぞれ話していた。
初開催の手ごたえについて、黒崎さんは「こうした活動を積み重ねることが民主主義の質を高めていくことにつながる」と振り返った。
市長選でも実施
8月1日(金)には横浜市長選挙(8月3日(日)投開票)の模擬投票を、午後3時から5時まで同駅南口近くのスギモトビルで行う。18歳以下なら誰でも参加でき、黒崎さんは「お子さんが小さくても来場して欲しい。政治について考えるきっかけになれば」と呼びかける。川口さんは「障害のある子どももぜひ参加して、投票を体験して欲しい」と期待を寄せている。
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