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旭区・瀬谷区 教育

公開日:2025.08.11

大学生と市内企業
暑さ対策のアイデア、続々
グリーンエクスポに向け製品開発

  • プレゼンする学生

  • 最優秀賞のチーム5のメンバーと審査員ら

 大学生や企業の若手社員などが参加する「ヨコハマ未来創造会議」の取り組みとして、神奈川大学道用(どうよう)ゼミの学生とユニフォームの企画から販売まで手がける(株)ダイイチ=横浜市中区=が、暑熱環境に対応するプロダクト開発に取り組んでいる。7月18日には同大学みなとみらいキャンパスで、学生による最終プレゼンテーションが開かれた。

 「GREEN×EXPO 2027」が横浜市で開かれることから組織された同会議。若者と市内の企業・団体などが協力して、環境共生社会の実現に向けた共創プロジェクトに取り組んでいる。

 暑熱対策プロダクトの開発は、その第一弾。熱中症対策が社会課題となるなか、使用済み紙パッケージと未利用の間伐材を用いた「紙糸」を活用しながら、グリーンエクスポの会場で使えるような製品を生み出し、暑熱環境への適応や環境負荷軽減も図る狙い。学生は同社の協力のもと、開発に取り組んできた。

スタッフに着目も

 最終プレゼンでは、5チームに分かれてプロダクトを発表。つけ外しが簡単で着せ替えも可能なキャップ、サンバイザーやカチューシャ、ポンチョを組み合わせた新形状の製品、涼やかなデザインで通気性にも優れた浴衣、濡らすことで暑さを和らげる傘など、個性豊かなアイデアが次々と披露された。

 最優秀賞に輝いた「チーム5」のプロダクトは、グリーンエクスポのスタッフ向けに考案したというケープ(ポンチョ)と肩掛けしやすいミニショルダーのほか、休憩所のように涼めるサンシェード。メンバーは「一番長く外にいる人はスタッフです。その暑さ対策は来場者のお手本にもなると考えました」と着眼点を説明する。今後はデザイン性も高めていきたいと言い、「シンプルだけど、見た人に『いいな』と思ってもらえるものを目指したい」と話していた。

 考案されたプロダクトの実証実験が9月中旬に瀬谷駅で予定されている。

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