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旭区・瀬谷区 社会

公開日:2025.09.11

大学生と市内企業
"地産地環"で暑熱対策を
独自製品を発表

  • 開発したプロダクトを発表する学生と関係者ら

  • サーモグラフィーを用いた実証実験も

 大学生と企業が連携し、資源の「地産地環」をテーマにした暑熱対策プロダクトを開発。9月3日には瀬谷区民文化センターあじさいプラザで発表会が開かれた。

 これは「GREEN×EXPO 2027」(国際園芸博覧会)の開催を見据えて、大学生や企業の若手社員で組織された「ヨコハマ未来創造会議」のプロジェクトの一つ。暑熱環境への対応が社会課題となるなか、神奈川大学道用ゼミの学生とユニフォームメーカーの(株)ダイイチ=中区=が共同開発。地域で産み出したものを地域で循環させることを目指しており、リサイクル率の低い紙パッケージと、横浜市が保有する道志村水源林の間伐材を活用した「アップサイクル紙糸」が用いられている。

 発表されたプロダクトはグリーンエクスポのスタッフ用ユニフォームを想定したフード付きのTシャツとポーチ、紙糸の断熱性や軽量性を生かした扇子、レーザーカッターを用いてデコレーションする晴雨兼用傘。学生は「日常に浸透しやすく、環境に優しいものを目指しました」と開発を振り返った。

 Tシャツは出展企業のスタッフユニフォーム、扇子はグッズ展開などが検討されているという。晴雨兼用傘は傘のシェアリングサービス「アイカサ」((株)Nature Innovation Group)と連携して、瀬谷駅の専用機器に設置できるよう調整が進められている。

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