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公開日:2026.01.15
写真家城戸さん
左近山アトリエで展覧会
団地拠点に各地で撮影
愛知県を拠点とする写真家・城戸(きど)保さんの展覧会「富士と無意味」が1月25日(日)まで、旭区の左近山アトリエ131110で開かれている。昨年11月頃に左近山に短期滞在した城戸さんが、横浜や横須賀から撮影した富士山の写真など約25点が並ぶ。
これは芸術文化と社会をつなげるアーツコミッション・ヨコハマ(運営/公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団)による「ACYアーティスト・フェローシップ助成」の一環。芸術家らの創作やキャリア形成を支援するもので、市内に滞在して住民らと交流することが条件となっている。2025年度は4人が採択された。
城戸さんは葛飾北斎の「富嶽三十六景」や歌川広重の「東海道五十三次」を下敷きに、独自の視点と技法で「富嶽図」を現代的に捉えている。これまでは静岡や山梨を中心に撮影していた。
今回は2週間ほど左近山アトリエの2階を生活拠点として、各地に足を運び撮影を重ねてきた。富士山については「静岡などと比べて距離がある分見えにくいと思っていたのですが、『こんなに見えるのか』という驚きの方が強かったです」と振り返る。
「富士と無意味」
展覧会のテーマは「富士と無意味」。富士山については、海上の船から灯台やランドマークタワーなどと一緒に収めた「赤い灯台」、道路から定点撮影したという生け垣やトラックの屋根と重層的に並ぶ「戸塚富士」などが展示されている。
「無意味」な状況や事物に潜んでいる「美しさ」に着目した作品も多く並ぶ。「例えば、建物に色が塗ってあったり、ゴミや汚いものに見えるものだったり。無意味な中にも何かしらの美を感じるものを探しています」と説明する。
「ぜひ来場して、実物ならではのリアリティを味わって欲しい。私にとって初となる映像作品もあるので、観てもらえれば」と呼びかける。また、同財団の職員も「身近な場所で作品を楽しめる機会です」と話す。
時間は午前11時〜午後5時。月曜・木曜は休業。同アトリエは左近山ショッピングセンター内にあり、相鉄バス「左近山第2」下車徒歩1分。
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