のちに相模鉄道に合併する「神中鉄道」。大正末期に瀬谷駅と三ツ境駅を開業し、瀬谷の鉄道ヒストリーが始まったわけだが、両駅の中間に「二ツ橋駅」が開業したのが昭和2年のこと。以来、休止となる昭和19年まで”駅前”として歴史を刻むことになる。完全に廃止となった昭和35年まで形として残ったという。
瀬谷区制30周年記念に出版された「横浜瀬谷の歴史」によると、神中鉄道は瀬谷村の小島政五郎(瀬谷銀行頭取)らが中心となって起業した会社で、旅客のほかに農産物や生糸、相模川の砂利を輸送するために利用されていた。駅が廃止になった理由としては、戦時中政府から駅間距離が短い区間の駅は廃止するよう通達があったという説がある。
区制40周年時には瀬谷区と相模鉄道(株)が記念切符を発行。その中には瀬谷・三ツ境とともに「幻の二ツ橋駅」の入場券もあり、話題となった。
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