瀬谷地区警察官友の会らで構成する「瀬谷防犯カメラ設置委員会(露木重久委員長)」は9月2日、瀬谷警察署に防犯カメラ3台を寄贈、同日、贈呈式を行った。同署に防犯カメラが寄贈されたのは初めて。
寄贈団体である「瀬谷防犯カメラ設置委員会」は瀬谷地区警察官友の会が発起団体となり、瀬谷区防犯協会、瀬谷少年補導員連絡会、瀬谷職場警察連絡会、瀬谷交通安全協会、瀬谷安全運転管理者会、瀬谷区暴力団排除推進協議会、瀬谷地域交通安全活動推進委員協議会の8団体で構成されている。瀬谷署が推進する「防犯カメラ等の設置促進活動」に賛同、同署と協力して瀬谷区内の事業者などに防犯カメラ設置を呼びかけていくことを目的に発足した。
防犯カメラが警察署に設置されることは珍しいという。同会では、瀬谷署に防犯カメラを設置することで、自治会や町内会、関係団体などへの設置促進が図れると考え、まず同署への防犯カメラ寄贈を決めた。今後は、区内の事業者などを中心に設置を呼びかけていく。
今回寄贈された防犯カメラのうち2台は県道厚木街道沿いでもある警察署入口の鉄塔に設置、もう1台は東側の市道沿いに設置した。瀬谷署管内では今年の1月から6月までに442件の刑法犯が発生、そのうち111件が同署近辺の三ツ境、二ツ橋エリアで起きている。4件に1件がこの地区で発生しているにも関わらず周辺に防犯カメラが少ない状況だった。今回の設置は犯罪抑止や犯罪検挙だけでなく、周辺の住民への安心感にもつながるのではと同署では考えている。
贈呈式であいさつに立った露木委員長は「瀬谷署外郭団体の協力を得て防犯カメラを寄贈することができた。さらなる瀬谷の安心安全につながれば」と話した。
佐藤政宏瀬谷警察署長は感謝の言葉を述べた後、今年に入って区内に33カ所、約300台の防犯カメラが増設されたことを報告。「もっと安全で安心して暮らせる町になるよう、今後も必要性を呼びかけてもらいたい」と協力を仰いだ。
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