神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2016年7月21日 エリアトップへ

瀬谷西高バスケ部員 瀬谷警察署から感謝状 事故後の交通整理に協力

社会

公開:2016年7月21日

  • LINE
  • hatena
(左から)飯島政則署長、佐藤あみさん、大沼瑠菜さん、高山春美さん、黒崎愛望さん、上原正副署長
(左から)飯島政則署長、佐藤あみさん、大沼瑠菜さん、高山春美さん、黒崎愛望さん、上原正副署長

 瀬谷警察署(飯島政則署長)は7月14日、区内で発生した交通事故現場において、交通整理などを行い警察活動に協力したとして、瀬谷西高校1年の女子生徒4人に感謝状を贈呈した。

 6月16日の午後7時33分頃、「瀬谷駅北口前」信号付近の路上で、道路を横断中の50代女性と普通乗用車が衝突する事故が発生した。同校バスケットボール部所属の黒崎愛望(まなみ)さんと高山春美さんは、部活の練習から帰宅する途中で事故に遭遇。歩行者と車が衝突した際の「ドン」という音や叫び声を聞き、現場に駆け付けた。女性は血を流して倒れていたが意識はあり、その場にいた8人ほどで119番通報や負傷した女性の介抱、交通整理を実施。当時の状況について「まず自分たちがやらなきゃと思った」(黒崎さん)「考えるよりも先に行動していた」(高山さん)と話した。事故の発生に気付かず現場に進入しようとする車もあったため、黒崎さんと高山さんは後続車1台ずつに状況を説明。中には話を聞いてくれない人や心無い言葉を浴びせる人もいたが、渋滞中の車約20〜30台に分担して声をかけ続けたという。そこに同部の大沼瑠菜さんと佐藤あみさんが通りがかり、合流。2人はバスロータリー付近で車を誘導した。「車がすぐ近くを通って怖かった」(佐藤さん)と慣れない交通整理に戸惑いながらも、現場に居合わせた人たちと尽力。その後、通報を受け駆け付けた瀬谷署員らに引き継いだ。

勇気ある行動を評価

 飯島署長は「事故に遭遇した時は驚いたと思うが、二重の事故を防ぐため現場で頑張ってくれた。機転を利かせてくれたおかげで大事に至らず済んだ」と話し、感謝状を贈呈。同席した同校の須田敏勝校長も「なかなか出来ることではない。よくやってくれた」と4人の勇気ある行動を称えた。

 日頃から「人の役に立てるように」と部活動の顧問から言われているという4人。大沼さんは、「部活での教えを実践できた。今後も生かしていきたい」と力強く語った。

瀬谷区版のトップニュース最新6

公式マスコットが決定

国際園芸博覧会

公式マスコットが決定

自然の感情を伝える精霊

3月28日

地域店舗の活性化に一役

瀬谷小5年生

地域店舗の活性化に一役

独自メニューやレシピ本で

3月28日

新社殿、地域に披露

熊野神社

新社殿、地域に披露

催しも再開へ

3月21日

住宅の脱炭素化へ本腰

横浜市

住宅の脱炭素化へ本腰

補助や新制度で普及後押し

3月21日

新聞で商店街の魅力発信

区内小学生

新聞で商店街の魅力発信

こだわりや人柄掘り下げる

3月14日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook