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瀬谷区版 公開:2016年11月3日 エリアトップへ

金沢動物園インドゾウ 市内初の繁殖に望み 初同居で好感触

社会

公開:2016年11月3日

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ボンの力で押しやられるチャメリー(右)
ボンの力で押しやられるチャメリー(右)

 横浜で初となるインドゾウの繁殖を目指し、よこはま動物園ズーラシア(旭区上白根町1175の1)から金沢動物園(金沢区釜利谷東5の15の1)にやってきた雌のチャメリー(25)。10月7日に初めてペアリングを試みる雄のボン(40)と対面。今後は様子を見ながら同居させ、繁殖につなげていく予定だ。

 約3・2トンの巨体を輸送箱に収め、トラックに揺れて来園した9月20日。「新しい部屋に入るまでは落ち着き、数十分後には餌もたくさん食べた」と、ズーラシアでチャメリーの成長を見てきた古田洋さんは振り返る。同園のボンや雌のヨーコ(38)と柵ごしに顔を合わせるなど、徐々に環境に慣れ同居の日を迎えた。

 放飼場にチャメリーを放し、ボンがいる石柱の扉を開けて待つこと約10分。その姿を捉えると、チャメリーは一目散にボンの元へ。だがボンは後ろ足でチャメリーを蹴りながら後退。2頭は激しくぶつかり、普段と違う様子にヨーコの鳴き声が場内に響くなどその場に一時、緊張感が走った。「圧倒的な力の差を感じてすぐにチャメリーが引いた。一番心配していた力関係に決着がついてよかった」と古田さんは安堵する。

 現在、国内の動物園で飼育されているアジアゾウは89頭。125年のゾウ飼育の歴史で繁殖は16例、8月現在で育っているのはその半数だ。数十年後には国内でインドゾウが見られなくなる可能性があり、今回の移動は大きな使命を持つ。「次の発情期の12月中旬に、ボンと再度同居を試みたい」と話した。

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