神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2017年6月8日 エリアトップへ

下瀬谷消防出張所特別救助隊 初のダブル最優秀賞 市救助技術訓練会で

社会

公開:2017年6月8日

  • LINE
  • hatena
昨年の雪辱を果たした第1係の選手たち。左から千葉さん、鈴木さん、松尾さん、米加田さん
昨年の雪辱を果たした第1係の選手たち。左から千葉さん、鈴木さん、松尾さん、米加田さん

 5月23日から25日にかけて横浜市消防訓練センターで開かれた「市消防救助技術訓練会」で、下瀬谷消防出張所・特別救助隊の第1係と第2係が各部門の最優秀賞を獲得した。2チーム揃っての1位は同隊にとって初の快挙で、市全体でも3年ぶりだという。この結果によって両係は、6月14日(水)の県大会に出場する。

 この訓練会は、消防活動に必要とされる体力・精神力と、技術の向上を図るために毎年実施されている。「陸上」と「水上」に分かれており、選手たちは計14部門で競い合う。

 同隊の第1係と第2係はそれぞれ「ロープブリッジ救出」と「障害突破」に出場した。ともに動作の安全性や確実性、所要時間などが審査される。上位進出するには全ての行動を完璧にこなした上で、タイムを縮める必要がある。昨年は第2係が障害突破で頂点に輝いており、今年は年明けからトレーニングを重ねてダブル最優秀賞を狙った。

メンタル強化、奏功

 第1係は鈴木修平さんをリーダーとして千葉研志さん・松尾知人さん・米加田(めかた)翼さんの4人で臨んだ。ロープブリッジ救出では、上空に張られた20mのロープを渡り、要救助者を救出して脱出する。標準所要時間は1分15秒。

 昨年はタイムこそ最速だったが、動作で減点があった。今年は技術だけでなく、大舞台に物怖じしない精神力を養うトレーニングにも励んだという。この訓練が実を結び、減点無し、2位を1・5秒離す46秒5を記録した。「昨年に悔しい思いをした分、嬉しいです」と鈴木さんは喜んだ。

平常心で制す

 第2係のチームは、最優秀賞経験者であるリーダーの赤川武史さん・小園英志さん・草野亮さんに加え、加藤潤也さんと遠藤凌さんの5人編成。障害突破では、壁の乗り越え、はしご登はん、ロープ渡り、煙道通過などを行う。

 連覇の期待がかかるなかで、「自分たちの出来ることをやるだけ」(赤川さん)と平常心で挑んだ選手たち。標準所要時間(2分37秒)を1分近く上回る1分39秒3という好タイムで1位を獲得した。減点も無く、同チームのこだわりだという「きれいに、速く」を体現した。

14日に県大会

 県大会は、県総合防災センター(厚木市)で14日に開催。関東大会に進むためには、県で上位に入るとともに、横浜市の出場チーム内で1位になる必要がある。鈴木さんと赤川さんは「訓練の成果を思う存分発揮したい」「支えてくれている周囲への感謝の気持ちを持って臨みたい」とそれぞれ意気込んでいる。

連覇を成し遂げた第2係チーム。左から、小園さん、赤川さん、草野さん、加藤さん
連覇を成し遂げた第2係チーム。左から、小園さん、赤川さん、草野さん、加藤さん

瀬谷区版のトップニュース最新6

公式マスコットが決定

国際園芸博覧会

公式マスコットが決定

自然の感情を伝える精霊

3月28日

地域店舗の活性化に一役

瀬谷小5年生

地域店舗の活性化に一役

独自メニューやレシピ本で

3月28日

新社殿、地域に披露

熊野神社

新社殿、地域に披露

催しも再開へ

3月21日

住宅の脱炭素化へ本腰

横浜市

住宅の脱炭素化へ本腰

補助や新制度で普及後押し

3月21日

新聞で商店街の魅力発信

区内小学生

新聞で商店街の魅力発信

こだわりや人柄掘り下げる

3月14日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook