任期満了に伴う横浜市長選(7月16日告示、同30日投開票)に、民進党・緑区選出前市議の伊藤大貴(ひろたか)氏(39)が、無所属で出馬することを20日、表明した。
横浜市長選をめぐっては、既に反カジノを掲げる元衆議院議員の長島一由氏(50)、3選を目指す現職の林文子氏(71)が出馬を表明しており、伊藤氏で3人目。横浜市役所で行われた出馬会見で伊藤氏は「3人の中で一番遅い表明となったが、横浜に対する思いは負けない。市民が未来に希望を抱けるような政策を愚直に訴える」と語った。
選挙戦では▽カジノを含む統合型リゾート(IR)誘致の反対▽市立中学校での学校給食の実現――を掲げるとし、自身が取り組んできたオープンデータを活用した行政改革、学校教育の充実などを訴えていきたいとした。
伊藤氏は日経BP社・技術記者、江田憲司衆議院議員秘書を経て07年、横浜市議選に初当選。旧維新の党などの後、昨年民進党に合流した。3期目途中での市長選出馬となった。
民進は伊藤氏を推す旧維新系と林氏を支持する旧民主系との間で意見が分かれ、自主投票を決定している。反カジノで長島氏と主張が重なる伊藤氏は、「反対した後の横浜像をどう描くかで違いを出したい」とし、市民団体との連携などを模索しながら支持層拡大を狙う(6月26日起稿)。
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