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瀬谷区版 公開:2017年7月6日 エリアトップへ

息吹き返した小さな稲荷 目黒町のそば店

文化

公開:2017年7月6日

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風に揺れる「稲荷大明神」と「十割そば」の旗
風に揺れる「稲荷大明神」と「十割そば」の旗

 目黒町の瀬谷柏尾線沿いに、鮮やかな朱色が目を引く稲荷がある。これは、昨年5月にオープンした「十割そば古賀」のスタッフらが、元々同地にあった稲荷を修復したもの。同店を運営する小崎産業(株)の杉田崇代表取締役に、修復の過程について話を聞いた。

 「木には穴が開いて腐った状態。ほこらも空っぽだった」と発見当時の様子を振り返る杉田代表。稲荷は、前の店舗が営業していた頃から敷地内にあったと言い、案内板はあるものの、詳しい歴史などは不明だという。地域住民からも「このままでは良くない」という声が寄せられていたこともあり修復に踏み切った。

 色が落ち、穴が開いていたというほこらや柵、鳥居はスタッフらが材料を用意して作り直し、ペンキを塗った。ほこらの中には、杉田代表の親類の繋がりで、埼玉県東松山市の箭弓(やきゅう)稲荷神社から眷属(けんぞく)(御札型白狐像)を”拝借”。1年ごとに返納し、新たな札と入れ替える。これらの作業を行い、約1カ月で完成した。

 現在はスタッフが毎日そばの実を供え、定期的に周りを掃除。稲荷の側にはベンチを設け、休憩できるスペースも作った。最近では足を止め、参拝する人の姿も見かけるという。杉田代表は、「(稲荷は)神棚みたいなもの。これからも私たちで管理し、きれいに保っていきたい」と話した。

■「十割そば 古賀」瀬谷区目黒町27の7/【電話】045・877・1175

そばの実を供える古賀裕店長
そばの実を供える古賀裕店長

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