交通事故の怖さを目の当たりにして、ルールやマナーを守ることの大切さを学ぶスケアードストレート式の交通安全教室が1月29日、横浜隼人高校のグラウンドで開催され、1年生や学校関係者などおよそ740人が参加した。
「スケアードストレート」とは、恐怖体験を通じて危険行為を未然に防ぐ教育手法。交通安全の啓発に用いられることが多く、今回は瀬谷区役所地域振興課の主催、同校の共催、瀬谷警察署と瀬谷交通安全協会の協力のもと行われた。同課によると、自転車を運転する学生が加害者になる死亡事故が鶴見区や川崎市で発生しており、同校には自転車で通学している生徒がいるため、重点的に取り上げたという。
事故現場を再現したのは、アクションスクールやタレントプロデュースなどを手掛ける株式会社ワーサル(本社/東京都)。この日はスタントマンが、時速40Kmの自動車が自転車に後ろから追突、停車中の自動車のドアが開いたところに自転車がぶつかる、横断歩道を渡るベビーカーに自転車が衝突するといった事故を次々と実演した。演目の一部は体験型となっており、教諭4人と生徒2人も参加したという。
演目終了後には、同署の署員が区内の交通事故の発生状況などを紹介。また、生徒には、夜間事故に遭う危険性を減らすための反射材が配布された。
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