瀬谷区 社会
公開日:2018.06.28
瀬谷区災害ボラネット
施設情報をネット地図に
避難所やトイレなど網羅
防災・減災の啓発に取り組む「瀬谷区災害ボランティアネットワーク」(宗村隆寛代表)が、災害時に役立つ施設や避難所の位置情報を独自にまとめた地図を、ホームページ上で公開している。同団体の辻川和伸副代表は「紙の防災マップと異なり、いつでも手軽にアクセスできます」と利用を呼び掛けている。
地図で紹介している施設は避難所や地域防災拠点、AEDの設置場所など。災害時だけでなく日常生活でも役立つとして、区内各所のトイレも掲載している。2015年頃から行政や施設のサイトなどを調べあげて、時間をかけて情報を充実させてきたという。グーグル地図と連動しており、アプリなどで目的地までの経路や時間を調べることもできる。
大地震に備えて
同ネットワークの最大の目的は、大規模災害時にボランティアセンターを開設し、全国から駆けつけてくるボランティアを受け入れて、助けが必要な被災者との橋渡しを行うこと。一連の地図は、瀬谷の地理を知らないボランティアが活動する時に役立てばと、辻川副代表が中心となり作成してきたという。「いつ大地震が発生するか分からない。今のうちから備える必要があった」と話す。
今後の課題の1つが、地図の周知だ。昨年からは地図サイトのURLをQRコード化して、名刺サイズのカードに印刷。このカードを、地域の防災訓練で参加者に配り、PRしているという。また情報更新についても、「防災訓練が多くなる秋に向けて進めていければ」と話している。
地図は同ネットワークHP(瀬谷災ボラ地図で検索)で閲覧できる。
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