ボディビルダーの顔を持つ畳店の社長は、日本で唯一かもしれない―。相沢で健康畳植田を営む植田昇さんが、6月10日に大阪で行われた(一社)NPCJ主催のフィットネス競技大会ボディビルディング部門で第3位を勝ち取った。これにより、11月のプロ選考大会に出場する。
植田さんはこれまで、「フィジーク」と呼ばれる”ビーチ上で目を引く肉体美”を競う種目に取り組み、2年前にNPCJ主催の大会で優勝を果たすなど、着実に結果を出してきた。今回は、ボディビル初挑戦にして3位入賞という快挙を達成。「ボディビルの方が自分に合っていると感じ、出場するようになった。参加者は若者から年配の人まで幅広い。負けたくない」と気合をみせる。
ボディビルは出場者それぞれがステージ上での魅せ方を工夫し、選曲した音楽を流しながら、1分間でいかに筋肉美や身体のラインをアピール出来るかが勝負のポイントとなる。同部門には植田さん含む7人が出場。「力強さと、観客に喜んでもらえるパフォーマンスを意識した」とし、背中の筋肉を強調する得意のポーズを披露すると、会場は大いに沸いたという。
日頃は畳店の仕事をこなしながら、週5、6日は区内のスポーツジムで鍛えている植田さん。栄養管理も徹底し、身体づくりに余念がない。11月の大会は、上位入賞するとプロ資格を得られ、プロコンテストへの出場が可能となる。「経験はまだ少ないが、場数を踏めば可能性はあると思う。プロになりたい」。先を見据え、静かに闘志を燃やしている。
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