三ツ境南口商店街が1月13日(日)、県内初という聴覚障がい者を対象にした商店街ツアーを開く。手話通訳者が同行しながら店巡りや餅つき体験などを楽しめる企画で、多くの参加を呼びかけている。
「店巡りや餅つき楽しんで」
三ツ境南口商店街では2017年8月から、聴覚障がいのある人が買い物しやすい環境をつくろうと、「ミックルUD(ユニバーサルデザイン)プロジェクト」をスタート。参加店舗に「筆談OK」を示すステッカーを貼り、筆談用ボードを設けた。また、手話を取り入れた作品を手掛けるデザインアーティスト門秀彦さんを招いたイベントを行ったり、会員向けの手話教室を開くなどしてきた。
今回の取り組みは、(公社)商連かながわが各地で開いている商店街観光ツアーの一つ。三ツ境駅前商店会の主催、三ツ境商工会の共催というかたちで行われる。「プロジェクト開始から1年以上が経ちましたが、まだまだ知らない人も多い」と、プロジェクトリーダーの菊池昭広さん。ツアーを通じて、より多くの人に事業をPRしたい考えだ。
手話通訳者が同行
ツアーは、13日午前10時15分から午後1時45分まで開催。駅近くの白姫神社を参拝し、餅つきを体験する。参加者は2班に分かれて、蕎麦屋の角よし、惣菜などを販売するグローバルフーズ、旬菜ぐぅ食堂、アライ靴店、メガネの美和を巡る。各店舗では「美と癒し」をテーマに、店主が商品や知識を紹介する予定。当日は手話通訳者が同行するほか、ツアー開催中は交通規制が敷かれる。
聴覚障がい者1人に対し、付き添いで1人が随伴可能(重複障がいは事前相談)。定員30人(随伴者含む/先着)で、費用は昼食や土産代など1800円。希望者は12月25日(火)までに商連かながわ(【電話】045・633・5184/【FAX】045・633・5185/【メール】info@shotengai-kanagawa.com)に申し込む。ファクス・メールは、名前・住所・電話番号など記入。菊池さんは「店巡りでは、プロの知識を学べます。餅つきもありますし、ぜひ多くの方に参加して欲しいです」と話している。
瀬谷区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|