瀬谷駅北口の交通広場にある「瀬谷駅北口区民防犯ステーション」が3月31日をもって活動を終了する。2006年3月から周辺の6地区連合町内会が協力して運営してきたが、治安向上など活動当初の目的を果たしたとして閉鎖することとなった。
管理運営委員会の大坪陸男委員長によると、設立以前の駅前では子どもの非行が目立っていたという。交番は駅南口にあり新設が難しかったため、周辺6地区連合町内会が同ステーションを設立。事件や事故などのトラブルに対し、警察署などの関係機関につなぐ地域防犯の監視役を13年間担ってきた。大坪委員長は「今では駅周辺での非行は見なくなり風紀も安定してきた。監視役としての役目は十分果たしたといえる」と話す。
背景に高齢化も
同ステーションは瀬谷第一地区連合町内会、瀬谷第二地区連合自治会、本郷地区連合自治会、瀬谷北部町内連合会、細谷戸連合町内会、相沢町内連合会が協力し、1カ月ごとに交代で管理・運営。当番の地区連合町内会は、毎日2人ずつ午後2時から6時まで常駐し、監視活動に取り組んできた。しかし近年は自治会・町内会の高齢化などもあり、負担が大きくなってきたという。大坪委員長は「本当は地域防犯のためにもずっと続けたかったが、やむを得ず閉鎖に踏み切った」と語る。
また「今まで活動を続けてくれた関係者にはお疲れ様でしたと声をかけたい」とし「立ち上げ時は周辺の方々からの支援もあり、本当にありがたかった」と話した。
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