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公開日:2019.07.25

水難事故防止へ初の試み
「川遊びは天気に注意」
市、小学校で啓発講座

  • クイズ形式で安全な服装などを学んだ

 夏休みを前に川の怖さや安全な楽しみ方を子どもたちに伝えようと、横浜市による水難事故防止啓発の出前講座が今月18日に市立相沢小学校で開かれた。今年度から始まった取り組みで、参加した1年生およそ50人は川遊びに適切な服装や増水時の兆候などを学んだ。       ※22日起稿



 横浜市では、ゲリラ豪雨や大型台風などによる水害が近年全国各地で多発していることを受けて、市内小学1年生に啓発チラシを配布するなど水難事故の防止を呼びかけている。初の試みとなる出前講座は今年度、瀬谷区の小学校を対象としており、相沢小のほかにも瀬谷さくら小で16日に開催され、23日には南瀬谷小でも実施される。市河川企画課の職員によると、瀬谷区は子どもたちの身近に河川が多いことから、初年度の対象区に選んだという。



魅力と怖さ伝える



 18日の講座は前半に、川の「魅力」を紹介。同課職員は生き物の名前を当てる写真クイズを通じ、「川にはたくさんの生き物がいて、命があります。そうした視点で見てみると新しい発見があるはずです」などと説明した。



 後半は川遊びで気を付けるポイントに触れ、乾きやすい服やライフジャケットを着ること、大人と一緒に行くことなどを強調。天候の変化にも注意が必要だとして、雨や落雷があったり、水が茶色く濁ってきた時は「急いで川から離れて下さい」と呼びかけた。また、学校から近い相沢川について、増水時には約160cmも深くなるなどと説明した。参加した久保琉翔(るいと)君(1年生)は「天気が悪くなったり、川の水がどんどん増えたら、すぐに家に帰りたいと思います」と話した。

 

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