商業施設が少ない中屋敷地区の”買い物弱者”などを支援しようと、セブンイレブン横浜瀬谷竹村町店(田村謙二オーナー)が8月1日から移動販売車の運用をスタートさせた。市内のセブンイレブンで初となる取り組みで、毎週木曜日に食料品や日用品などを地区内4カ所で販売する。
市内店舗で初の試み
「セブンあんしんお届け便」と題されたサービス。専用車両で【1】個人宅付近(中屋敷1の28の4)、【2】中屋敷町内会館(同1の20の1)、【3】コーポNK駐車場(同1の10)、【4】ハイツアドバンス駐車場(同1の22の6)の4カ所を、午前10時30分から正午まで30分間隔で順番に訪問する。商品はおにぎりや弁当、サンドイッチ、冷凍食品など。トイレットペーパーといった日用品も取り扱う。田村オーナーは「利用者の要望を受けてラインナップを充実させていければ」と話す。
セブンイレブンは横浜市と「地域活性化包括連携協定」を結んでおり、見守り活動や買い物支援などを通じた社会課題の解決を目指している。中屋敷は一人暮らしの高齢者などが多く、周辺にスーパーなど商業施設が少ないため、瀬谷北部町内連合会や瀬谷区社会福祉協議会などの協力を受けながら移動販売を実施することになった。
1日には中屋敷町内会館に関係者などが集まり出走式が行われた。同連合会の奥津敏雄会長は「移動販売車は買い物弱者やお年寄り、地域の皆にとって有用。中屋敷で大いに利用され、瀬谷北部に拡大していけば」と期待。田村オーナーは「多くの方々の後押しを受けて、移動販売を開始できて嬉しい」と話した。今回の取り組みを回覧板で知って訪れたという70代の男性は「普段はセブンイレブン竹村町店や大和市のスーパーに行っている。遠くまで行かずに買い物できるのでありがたい」と喜んでいた。
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