ひきこもり状態にある人などの居場所づくりを進める団体「ゆるり瀬谷」(青木貴子代表)が10月19日(土)、「ひきこもり経験者からのメッセージ」と題したイベントを下瀬谷地域ケアプラザで初めて開く。青木さんは「当事者や経験者の声を聞き、交流できる貴重な機会。多くの人に参加して欲しい」と呼びかける。
居場所づくり
「ゆるり瀬谷」は今年1月に青木さんが設立。ひきこもりの人に加えて、世間に馴染めず生きづらさを感じている人などが「ゆるくつながれる」場所づくりを目指している。現在は毎月1回、青木さんが営む「喫茶バス通り」(橋戸2の15の16)で「ゆるり会」と題したフリースペースを開催。9月は28日(土)の午後1時〜4時に開く(申込不要/参加費100円)。
身近にひきこもり状態の人がいた経験を持つ青木さん。3年ほど前、ひきこもり経験者の有志団体「ひき桜」の交流活動を見学したことなどがきっかけで、受け皿となる居場所づくりの重要性に気付いたという。昨年度には地域活動を学ぶ「せやまるタウンカレッジ」を受講。タウンカレッジで出会った人たちの協力や後押しもあり、団体を立ち上げた。「ゆるり会は”支援”を行う場所ではありません。ふらっと立ち寄り気軽に過ごして欲しいんです」と活動の目的を説明する。
生の声を聴いて
10月のイベントは講演とグループ交流会の2部制。講演ではひき桜の割田大悟代表が、当事者が前に進むことを妨げている環境と言動、同じ境遇にある人たちが体験を語り合う「ピア活動」や居場所の必要性などについて説明する。交流会は当事者や経験者などを交えて行う。
午後2時〜4時30分(参加無料)。誰でも参加可能で先着35人。希望者は同ケアプラザ【電話】045・304・1291、または【メール】shimoseya-seikatsu@shafuku-doujinkai.or.jpに申し込む。青木さんは「ひきこもり状態の人が身近にいる時は焦るような気持ちもあると思います。当事者の声を聴くことで何かしらヒントが見つかれば嬉しい」と期待を寄せる。
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