三ツ境在住の諸橋政治さん(81歳)が11月22日、都内で行われた「全国社会福祉大会」で社会福祉功労者厚生労働大臣表彰を受賞した。諸橋さんは長年、共同募金の呼びかけなどで貢献してきたとして同賞を得た。
同大会は多年にわたり社会福祉の発展に功労のあった人を表彰することで、一層の活躍を期待するとともに、社会福祉の更なる充実を目指す機会とすることなどが目的。同賞は社会福祉事業に従事し、その功績が特に顕著な人に贈られるもの。毎年、厚生労働省や全国社会福祉協議会、中央共同募金会が表彰を行っている。
諸橋さんは共同募金運動の奉仕者として選出。受賞に対し「特別なことはやっていない。周囲の人に支えられて長く続けたことが結果につながったと思う。改めて支えてくれた方々に感謝したい」と話す。
「和を大切に」
1989年から三ツ境商工自治会会長、2005年から三ツ境連合自治会の会長を務めるなどして、地域活動に携わってきた諸橋さん。同連合自治会の会長就任と同時に、社会福祉法人神奈川県共同募金会瀬谷区支会の役員としても活動。自治会内の共同募金を呼びかけてきた。諸橋さんは「募金は決して強制するものではない。だけど、自治会内の共同募金は自分たちの街をより良くするためのものだと思って、今日まで積極的に呼び掛けてきたつもり」と振り返る。
また「自分のモットーは周囲との”和”を大切にすること。地域においては、みんなでまとまって活動することが大事」とし、「街頭で募金に立っている人も頑張っている。見かけたら、少しで良いのであなたの思いを寄せてほしい。そんな思いを今後も伝えられたら」と語った。
瀬谷区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|