神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2019年12月12日 エリアトップへ

横浜F・マリノス 15年ぶり、王座奪還 J1通算450勝も達成

スポーツ

公開:2019年12月12日

  • LINE
  • hatena
優勝を喜ぶ選手たち
優勝を喜ぶ選手たち

 横浜F・マリノスは12月7日、明治安田生命J1リーグ第34節(日産スタジアム)で2位・FC東京と対戦。首位で迎えた最終節を3-0の勝利で飾り、15年ぶり4回目のリーグ優勝を達成した。

 「この街にシャーレを、この街に頂点を」。Jリーグのリーグ戦で、史上最多となる6万3854人の観客が訪れたスタジアムに、15年ぶりの優勝を願うサポーターたちの声援が響き渡った。

 負けても優勝の可能性が残されるなか、攻撃的なスタイルで試合を進め、前半で2点のリードを奪ったマリノス。後半は退場者を出すも、32分に旭区出身のMF遠藤渓太選手がゴールを決め勝利を決定づけた。試合後、主将のMF喜田拓也選手は「横浜にシャーレを取り戻しました。いつもチームを支えてくれたファンを日本一のサポーターにできて幸せです」と目頭を押さえた。

 最終成績は22勝4分け8敗の勝ち点70。第23節終了時で首位と勝ち点9差の5位だったが、そこから10勝1分けと勝ち点を積み上げ優勝まで駆け抜けた。FWマルコス・ジュニオール選手と共に得点王(15点)に輝いたFW仲川輝人選手はリーグの年間MVPとベスト11にも選出。また、今節の勝利でクラブはJ1通算450勝(歴代2位)を達成した。

栗原選手が引退

 この試合を最後に、瀬谷区出身のDF栗原勇蔵選手(36)が引退した。栗原選手は原小学校と原中学校の出身で、マリノスの育成組織を経てトップチームに昇格。18年間にわたりマリノス一筋を貫いた。これまでに2003年と04年のJリーグチャンピオンや、天皇杯全日本サッカー選手権大会の制覇(13年)などに貢献。日本代表としても国際Aマッチ20試合に出場し、3得点を挙げるなど活躍した。

 「スピードがあって身体能力も高く、負けん気が強い選手でした」と話すのは、栗原選手が小学校1年から6年まで所属していた原FCの代表兼監督の石井和則さん。当時はDFではなくFWとして活躍していたそうだ。印象深い思い出が、チームを辞めるか迷っている仲間について、メンバーを代表し「チームを辞めないよう何とかして欲しい」と直談判してきたこと。「口数が多いタイプではなかったから、こんな一面もあったんだと驚きました。親分肌で優しい子でしたね」と懐かしそうに振り返る。

 原FC卒団後も交流は続いており、引退報告も本人から受けていたという。「今後は、これまでの経験を生かしてマリノスや日本サッカー界に貢献して欲しい。それが、原FCの子どもたちの励みにもなると思います」と教え子の第二の人生にエールを送る。

 この日の試合終了後には、引退セレモニーが開かれた。栗原選手は「原FCで背番号4番をもらい、そこからサッカー人生が始まりました。今日この背番号4番を脱ぎたいと思います」と挨拶。また、チームメイトやスタッフ、家族などへの感謝の気持ちを述べるとともに、「サポーターの方々には感謝という言葉を教えてもらいました。いい時も悪い時も誰より大きな声で応援してくれたこと、一生忘れません」と呼びかけた。

 栗原選手は今後、スタッフとしてチームに残る見通し。

セレモニーで、サポーターに交じり挨拶する栗原選手
セレモニーで、サポーターに交じり挨拶する栗原選手

瀬谷区版のトップニュース最新6

公式マスコットが決定

国際園芸博覧会

公式マスコットが決定

自然の感情を伝える精霊

3月28日

地域店舗の活性化に一役

瀬谷小5年生

地域店舗の活性化に一役

独自メニューやレシピ本で

3月28日

新社殿、地域に披露

熊野神社

新社殿、地域に披露

催しも再開へ

3月21日

住宅の脱炭素化へ本腰

横浜市

住宅の脱炭素化へ本腰

補助や新制度で普及後押し

3月21日

新聞で商店街の魅力発信

区内小学生

新聞で商店街の魅力発信

こだわりや人柄掘り下げる

3月14日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook