新型コロナウイルス感染症による外出自粛などの影響を受けている飲食店を応援しようと、旭区在住の五十嵐美和さんがこのほど、「三ツ境テイクアウトＭＡＰ」を作成した。三ツ境駅南口周辺でテイクアウトに対応している飲食店を紹介しており、五十嵐さんは「私たちの住む街がいつまでも活気にあふれ、笑顔あふれる街であり続けられるよう、地域のお店を利用してもらえれば」と呼びかけている

　「プロの味をお家で楽しんじゃおう♪」と書かれたマップ。三ツ境駅南口の商店街沿いにある10店舗について、店舗ごとの特徴や人気メニューなどコメント付きで紹介されている。完成したマップは店頭に置かれたり、五十嵐さんが運営しているフェイスブックページ「〜ツナガル瀬谷〜」（https://www.facebook.com/ツナガル瀬谷-2250006385254723/）で掲載されている。

「地域のお店、地域で守ろう」

　五十嵐さんは英会話講師として瀬谷区や旭区で活動しており、2018年度に地域活動の知識や技術を身に付ける「せやまるタウンカレッジ」を受講。地域活動に関心のある人たちが交流できるフェイスブックページ「〜ツナガル瀬谷〜」を運営したり、三ツ境駅南口近くの「ぐぅ食堂」や今宿ケアプラザで英会話カフェを開いている（カフェは休止中）。

　今回のマップは、感染拡大防止に伴う外出自粛によって地域の個人店などの売り上げが落ちていることを受け、4月中旬に作成。1人でも多くの人に関心を持ってもらえるよう、地図や紹介文を手書きするなど工夫したという。

　三ツ境に加えて、三ツ境駅北口にある笹野台商店街でも同様のマップを手掛けた五十嵐さん。「新型コロナが落ち着いた後に、賑わいのある商店街で買い物したり、大好きなお店で楽しくご飯を食べられるよう、地域のお店を地域の人で守れれば」と話している。