せやまる・ふれあい館にあり、障がいのある人が販売スタッフを務めたり、地域福祉作業所の自主製品などが販売される「ふれあいショップ」。新型コロナウイルス感染症の影響で3月から休止となっていたが、今月8日、感染防止対策を講じながら再開した。同ショップを設置する二ツ橋第二地域ケアプラザでは今後、段階的にコロナ禍前の営業体制に戻していきたい考えだ。
同館1階に設けられている同ショップは2012年に始まり、原則土・日をのぞく平日に営業していた。水曜日と金曜日は基本的に、開設時から参画するグループ「ふわっとサポート」(北井和子代表)が、とれたて野菜や食料品などを、区内の障がい福祉施設の利用者やスタッフと協力して販売していた。それ以外の平日も、手作りの弁当やパンなどを手がける区内外の福祉作業所などが出店。製品販売や障がいへの理解を促す機会であるとともに、近隣住民や館内で働く人たちにとっても近場で買い物できる貴重な場所だった。
4カ月ぶりの再開となった8日は、ふわっとサポートの北井代表らが、マスクの着用、会計場所に飛沫防止シートを貼る、3密を避けるための入店制限など対策した上で販売。同館で働いている人などが来店し、久しぶりの買い物を楽しんでいた。北井代表は「販売できるだけで嬉しい。(今日は)準備で朝から忙しかったけれど、それが励みになります」と手ごたえを話した。
同ショップでは7月中、毎週水曜日と金曜日の午前10時30分〜午後0時30分、ふわっとサポートが出店。当面はメンバーのみで販売する予定で、北井代表は「障がいのある子は明るく素直で真面目。早く皆に再会したいです」と期待している。水曜日と金曜日以外の営業日も、1日1事業所が出店できるよう調整が進められている。営業日時などの問い合わせは同プラザ【電話】045・360・7855。
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