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公開日:2020.11.05

瀬谷ゆかり2投手に指名
プロ野球ドラフト会議

  • 楽天から3位指名を受けた藤井投手

  • ベイスターズから指名された加藤投手

 プロ野球ドラフト会議が10月26日にあり、瀬谷リトル・シニア野球協会出身の藤井聖(まさる)投手(24歳/ENEOS)が東北楽天ゴールデンイーグルスから3位で指名。また、横浜隼人高校の加藤大投手(3年)が横浜DeNAベイスターズから育成2位指名を受けた。

瀬谷リトルシニア出身

 ENEOSの左腕、藤井投手は東北楽天から3位指名。「3巡目という高評価を頂き大変嬉しい気持ちでいっぱいです。幼い頃からの夢でもあったプロ野球の舞台に立てるということでお世話になった関係者の皆様に感謝しています。子どもたちに目標とされる投手になれるように頑張ります」とコメントした。

 海老名市の出身。小学校時代は海老名フレンズに所属し、小学6年後半から瀬谷リトル・シニアで活動していた。静岡県の富士市立高校に進み、3年夏に18奪三振の無安打無得点を達成して東洋大へ。ENEOS1年目の昨年は社会人の侍ジャパンに選出された。

 「真面目で努力家。何事も人一倍熱心に取り組んでいた」と振り返るのは、瀬谷リトル時代に指導していた神康裕さん。今も交流があり、指名時は携帯電話でお祝いのメッセージを送ったそうで、「忙しかっただろうにすぐに電話をくれて嬉しかった」と話す。

 「真面目な性格は、プロでもプラスになる。子どもの目標となる選手になってもらえれば」とエールを送る。楽天には藤井投手の同級生で、瀬谷リトル・シニア出身の鈴木翔天(そら)投手も所属しており、「切磋琢磨して欲しい」と期待を寄せた。

横浜隼人に所属

 ベイスターズから育成2位指名を受けた加藤投手。「地元球団であるベイスターズから指名を頂いて本当に嬉しかったです」と笑顔で話す。

 身長178cm、球速151Kmのストレートが特徴の加藤投手。昨夏の144Kmから速度をあげ、コロナ禍で練習がままならない時期でも自宅や公園でボールを投げる感覚を忘れないようトレーニングを続けたという。

 小学4年生から父親の影響で野球を始め、中学校では川崎中央リトルシニアに所属。当時は楽しくプレーしたいという気持ちだったが、3年最後の県大会で決勝まで進むも敗退し、悔しさが勝ったという。野球に本気で取り組みたいと思うようになったと振り返る。

 横浜隼人高校野球部の水谷哲也監督は「まっすぐ一本で勝負できる気持ちの良い球を持っている。さらに精度をあげて次世代に勇気や元気を与えられる投手になってほしい」と激励。加藤投手は「自分もプロ野球選手から夢をもらった一人。両親への感謝を忘れず、次は自分が夢や希望を与えられるような選手になりたい」と意気込んだ。

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